寿司ネタのイカについて:使うイカの種類や切れ目の理由など
現在寿司のネタには様々なイカが使われています。これらの中には高級なものから回転寿司で使われる代表的なものまでかなりの違いがあります。そこで今回は、寿司ネタで使われているイカの種類と、調理の際に切り込みなどを入れる理由について説明したいと思います。
寿司種に使われるイカの種類
寿司種に使われるイカの中で最も高級なものとされているのはアオリイカです。アオリイカは平べったい形をしたイカで、肉が厚く最も美味しいイカとされています。また、ヤリイカも身に甘みがあって、高級な寿司種の材料として使われます。
スルメイカは日本で最もたくさん取れるイカです。味も普通に美味しいので、高級店から回転寿司まで様々なお店で利用されています。
また、モンゴイカなどを含むコウイカの種類も回転寿司などでよく利用されています。
小型のイカとしては、ホタルイカの生、ないしは茹でたものが寿司種として使用されます。
イカの身に切り込みを入れる理由
いかのお寿司には美しい細い切り込みが入ってることがあります。なぜ、このような切れ込みが入っているのかといえば、見た目が良いということもありますが、一番の理由は寄生虫を殺すという目的です。
イカにはアニサキスという寄生虫がいて、万一これを食べてしまうと胃の中で噛み付いてとても痛い思いをすることになります。
しかし、切り込みを入れておけば、身の中に潜んでいるアニサキスを包丁で切って殺すことができます。
一口にイカといっても日本で流通しているイカにはたくさんの種類があり、味もかなり種類によって異なっています。色々な種類のイカを食べ比べてみたり、切り込みや化粧包丁の意味も考えながらお寿司屋さんでイカを食べるのも、趣があっていいものです。
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