日本は、一人当たりの年間魚介類消費量は世界一の国です。豊かな海に囲まれた日本では、魚食の歴史は古く、東京・大森の縄文時代の地層から貝塚が発掘され、当時の人々が貝やアジ、マダイを食べていたことが分かっています。都が京都から海に近い東京に移ってからは、独特な魚食文化が生まれました。魚食文化への変化沿岸部では魚食が主流でしたが、日本は元々農耕民族の国です。主に食事は米や野菜でしたが、大きく魚食文化が加わ...
魚介類の食べ方・選び方記事一覧
世界における魚食の歴史は古く、漁業は10万年以上前から行われてきました。ヨーロッパでは現代でこそ肉食中心ですが、18世紀にイギリスで農業の生産力が上がるまで漁業が主力でした。それくらい人類と魚食は古くから密接に結びついているのです。冷蔵庫がなかった時代・・・冷蔵庫などない時代は魚はあっという間に腐ってしまいました。そこで昔の人々は、干物や燻製、塩漬けなどの現在も広く利用されている加工法をあみ出し、...
若年層の魚離れが深刻化する日本ですが、魚の消費量は高水準を維持しています。日本のように海と隣接する国などは、魚食文化も発達しており、昔から様々な魚料理を生み出してきました。アメリカ海に囲まれたハワイでは、マグロやタコ、サーモンを利用したポキ丼と呼ばれる漬け丼が人気の魚料理です。ヨーロッパヨーロッパは昔から魚食文化が根付いており、ニシンやタラ、イワシ、ウナギ、トラウトサーモンを好んで食べています。◆...
なめろうは、アジやイワシなどの青魚をたたいて、味噌や薬味と混ぜて食べる漁師料理です。もともとは漁師が釣り上げた魚で手早く作って食べた料理です。さっぱりとして、ご飯のおかずや酒のつまみにもぴったりです。なめろうの作り方なめろうの作り方の簡単な手順は以下の通りです。3枚おろしにしたアジを、細く切りにした後、粗みじん切りにします。アジを包丁でたたいてさらに細かくします。味噌、みじん切りのネギと生姜、大葉...
糖質制限中の食事のとり方って気を使いますよね。でも魚はタンパク質が多く、糖質も少ないのでメニューに取り入れやすいのではないでしょうか?でもどんな魚を選ぶのか、どんな食べ方をすればいいのかわからない人も多いはず。そこで今回は、糖質制限中の魚の食べ方についてアドバイスさせて頂きます。味付けはシンプルに魚という素材に関しては糖質は低めですが、調理法によっては糖質過多になる場合もあります。例えばマリネや煮...
魚の赤黒い身の部分「血合い」は、色も悪いし生臭さもあるので捨てる人も多いのではないでしょうか。でも実は血合いには鉄分がたくさん含まれていて身体に良いのです。でも魚の血合いをどう食べたらいいのかわからないという方も多いと思います。魚の血合いは捨てないように!魚の血合いには「ヘム鉄」という鉄分のなかでも吸収率のいい鉄分が含まれています。その為貧血気味の人にはとくに食べて欲しい部位といえます。とくにカツ...
魚好きな人でさえ、魚の目玉を積極的に食べようという人は少ないと思います。しかし有毒種以外の魚は普通に目玉を食べることができますし、栄養も満点なため、食べて損はありません。魚の目に含まれる栄養素魚の目玉に含まれる代表的な栄養素は、ビタミンB1、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)です。それぞれ以下のような効能があります。ビタミンB1ビタミンB1には、目の疲れを回復させる効果や...
魚のうろこは残したままだと、口当たりが悪く、調理の際にも味が染みにくいため、下ごしらえの段階で取り除かれます。ただ魚の種類や調理法によっては、うろこを残したまま調理して食べることもあります。この記事ではどのような場合に、うろこをつけたまま食べるのか、例をご紹介します。うろこを処理しなくてもいいケース川魚のように、小さなうろこを持つ魚を焼き物にする場合、口当たりに大きな影響がないことから、うろこをつ...
「魚は健康によくて肉はあんまり…」こういう風に思っている人は案外多いのでは?でも実は肉にも健康体に必要な栄養素は豊富に含まれています。なので大事なのはこれらをバランス良く食べることです。魚と肉のバランスの良い食べ方最近は魚の健康効果がテレビで特集されることもあって、お肉は控えめに…という考えの人も増えたかもしれません。確かに魚の場合は脳の働きをよくするDHAや血栓の予防になるEPAなどが豊富ですが...
魚といっても種類によって値段はピンキリです。この記事では食卓には滅多に並ぶことのない高級魚と値段の相場をランキング形式で紹介したいと思います。お祝い料理などを考える際の参考になればと思います。クエ(1kgあたり1,5000円)食用の高級魚の中の高級魚といっても過言ではないのが、クエ。希少価値が高くめったに網にかかることがないため、幻の魚とまで言われることも。漁業量自体がすくないため、網にかかった時...
健康面・利便面・経済面における魚と肉を比較しています。家計のことを考えると、魚と肉どちらが経済的なのか気になります。おいしくて健康に良い魚でも、価格が高ければ気が引けてしまうかもしれません。実際のところ、どうなのでしょうか?健康面健康面を比較するなら、まず着目すべきは魚特有の栄養成分です。魚には肉にはないDHAやEPAといった健康に良い成分が豊富に含まれています。この飽食の時代、先進国では健康志向...
魚は鮮度が命です。スーパーやデパートの地下などで魚を選ぶ時に、より鮮度の高い魚を見分ける方法をご紹介します。色新鮮な魚は、色が明るくツヤがあります。光を反射して光沢が目立つのが特徴です。逆に色が暗く光沢が少ないのであればその魚の鮮度を疑う必要があります。模様新鮮な魚は、模様がはっきりとしています。腹周りの色合いがくっきりしているサバや体の斑点があざやかなイワシなどが例です。パックの中の切り身の模様...
あっさりとした焼き魚は日本人が好むメニューで、食卓に並ぶ回数も多いですよね。でも焼き魚1品だけでは寂しく、野菜など付け合わせの料理に悩むこともしばしば。今回はそんな悩みを解決する焼き魚に合う副菜をご紹介していきます。焼き魚に合う副菜の条件とは豚肉と野菜を使った副菜なども多数ありますが、焼き魚には野菜のみまたは豆腐を加えたさっぱり味の付け合わせが好まれるようです。ほうれん草の白和え野菜たっぷりの白和...
日本食では特に魚料理がメインとして食卓に上る機会が多いですが、メインの他に複数作る必要のある副菜に頭を悩ませることも多いですよね。今回はほぼ毎日魚を食べる管理人おすすめの副菜を紹介したいと思います。汁物和食ならどんな料理にでも合う味噌汁ですが、毎日だと飽きてしまいます。けんちん汁やお吸い物、中華スープ、コーンスープ、豚汁、潮汁など、各々作った魚料理に合う汁物をチョイスしましょう。冷菜ものおひたしや...
せっかく魚を食べるなら美味しく食べたいです。基本的には獲れたてが一番で出来るだけ早く食べた方が良いとされていますよね。でも本当に魚が美味しいのは獲れたてなのか、少し再考していましょう。獲れたての魚は美味しい!獲れたての魚が美味しいのは事実です。魚特有の生臭さもなく、身はぷりぷりしています。刺身で食べて一番美味しい時だと思っている人も多いでしょう。ですが実は、獲れたての魚よりも美味しく食べられる時が...
東京には、新鮮な魚介が手に入る有名な築地市場があり、仕入れたばかりの魚介を使った海鮮料理屋もたくさんあります。人気の海鮮料理屋をご紹介します。老舗の江戸前寿司屋「九段下 寿司政」文久元年1861年創業の老舗寿司屋。新鮮な魚介と赤酢を使用したにぎりで有名です。住所:東京都千代田区九段南1-4-4-4営業時間:月~金は11:30~23:00(14:00~17:30お昼休憩)、土・日・祝は11:30~2...
数ある魚料理の中でも焼き物は最もシンプルなように思われがちですが、実はとても多彩で奥が深い料理です。基本的な調理法だけでも11種類の焼き方があります。塩焼き塩のみで味付けをする焼き物の中で最もシンプルな調理法です。塩は味付けだけでなく魚のうま味を引き出す役割を担っています。味噌焼き味噌に魚や肉を漬け込んで焼いたり、焼きながら直接味噌を塗る調理法です。白味噌を使用する場合は、西京焼きと呼ばれます。味...
蒲焼きに使用する代表的な魚はうなぎですが、この他にも蒲焼きに合う魚は数多くあります。どのような魚がかば焼きに適しているのか、人気のある魚の蒲焼きレシピも合わせてご紹介していきます。うなぎまず代表格といってもいいのはウナギですよね。うなぎの蒲焼きは伝統的日本料理の定番でもあります。ただうなぎは多くの人に好まる一方で、小骨が多い、脂肪分が多いなどの理由で好かない人も結構います。その場合は、次で紹介する...
魚はタンパク質が豊富だと言われていますが種類によって含有量はマチマチです。そこで今回は、厚生労働省が発表している「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」をもとに100gあたりのタンパク質量が多い魚を紹介します。タンパク質量が多い魚10種タタミイワシ(100gあたり75.1g)本マグロ(100gあたり26.4g)ビンチョウマグロ(100gあたり26.0g)春ガツオ(100gあたり25.8g)秋ガツ...
魚は健康に欠かせないタンパク質が豊富!積極的に摂取していきたいですよn。しかしダイエット中などカロリーが気になる人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、厚生労働省の「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」をもとにカロリーが100Kcal未満の低カロリーな魚の種類を調べてみました。低カロリーな魚の種類以下に低カロリーな魚の種類を列記します。なお当然のことながら表記してあるカロリーはフライや焼き...
魚の最もポピュラーな料理法として焼き魚がありますね。初心者でも作りやすいシンプルな調理法で、魚本来の味を堪能できるため世界中で人気があります。今回はそんな焼き魚にしたら特に美味しい魚を紹介したいと思います。焼き魚が美味しい海魚多くの人が支持する焼き魚の美味しい海魚は、サンマ、アジ、サバ、ホッケ、キス、イサキ、サワラ、鯛、カマス、タラ、銀だら、ししゃも、メバル、太刀魚、カレイ、イワシ、ブリなどです。...
魚の照り焼きで使用する代表的な魚はぶりですが、他にも、かじきまぐろや鮭、銀だらなど照り焼きに適した魚はたくさんあります。それぞれの魚の特徴や旬の時期などをご紹介していきましょう。ブリブリの照り焼きは照り焼き魚の定番中の定番です。ブリの成魚は全長1メートル、体重は8キロと魚の中では大型肉食魚ですので、スーパーや魚屋では切り身で販売するのが一般的です。12~1月頃が脂が乗った旬の季節だといわれており、...
魚卵は手軽に入手できるものから、市場にあまり出回らない珍しいものまでたくさんの種類があります。魚卵の種類魚卵は有毒性のある魚の種類をのぞき、ほとんどが食用可能です。大きく分類して、カズノコやタラコ、カラスミのように卵巣まるごとを食べるものと、イクラ、キャビア、とびっこのように卵を単体で食べるものとに分かれます。市場に出回らない珍しい魚卵として、ランプフィッシュキャビアや黄金いくらなどがあります。魚...
魚の燻製は代表的な食品加工法の一つで、魚を煙でいぶすことで水分を飛ばし保存性を高めることができます。世界中の様々な地域で昔から利用されていた保存法です。燻製の種類燻製は「熱燻」「温燻」「冷燻」の3種類に分類されます。3種の違いは、以下のようにいぶす煙の温度と時間です。熱燻:80度以上の高温で短時間。温燻:熱燻よりやや低い30~60度で数時間~1日。冷燻:15~30度で数日~10日以上。それぞれの代...
ご飯が進む美味しい魚の干物。基本的にはスーパーや魚屋などで購入することが多いですが、やり方さえわかれば家庭でも簡単に作ることができます。干物の種類干物には一夜干し、塩干し、煮干し、みりん干し、焼干し、燻製など多彩な種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。一夜干し:読んで字のごとく魚を一晩乾燥させたもの。塩干し:塩漬けしてから乾燥を行ったもの。煮干し:煮熟させてから乾燥を行ったもの。みりん干...
保存性と栄養価にすぐれる魚の缶詰は世界中で消費されています。最も売れている魚介の缶詰といえばツナですが、ツナの他にも様々な缶詰の種類があります。今回は下茹でをした状態の缶詰から味付け済みのものまで、多数ある魚の缶詰をご紹介していきます。缶詰の利点高い保存性現代は、スーパーで魚の総菜もすぐに手に入りますが、缶詰の優れる点はやはり保存性の高さでしょう。年単位での保存が可能で、買い物に行けない時など、在...
食用にされる魚何万種と存在しますが、それぞれ種類によって味が違いますよね。同じ魚類でも味に違いが出るのはどのような要因によるのでしょうか。味の違いの正体当然のことながら魚の種類によって味そのものに違いが出ます。これは含まれている栄養素や脂量、食感などが異なるためです。例えば白身魚は脂肪分が低い為味は淡泊ですが、脂肪分多めの赤身魚は味も濃く結構お腹にどっしり来ますよね。また赤身魚と白身魚だと赤身魚の...
鍋料理に入れる魚は、血合肉が少ない白身魚が合うといわれています。淡白であっさりした味であるため、どのような鍋にでも合いやすく、また、加熱すると柔らかく身がほぐれやすくなることも理由の一つに挙げられます。鍋料理に合う白身魚鍋料理によく使われる白身魚の種類を列記します。海鮮鍋に合う魚一覧メダイ、マハタ、キンメダイ、ミシマオコゼ、鮭、アコウダイ、ヤガラ、チカメキントキ、ホウボウ、カワハギ、ウスバハギ、ウ...
魚のエラは通常、下ごしらえの段階で取り除いてしまいます。でもエラをなぜ取り除く必要があるのか。食べられないの?と疑問に思ったこともありましょう。これは単純に美味しくないからなのでしょうか。魚のエラを取り除く理由魚のエラは、酸素を血液へ取り込むための器官であるため、血液量が多いです。血液が残ってしまうと臭みが味全体に広がるため、下ごしらえの段階で取り除きます。毛細血管が集中するエラは、細菌の増殖で腐...
魚が苦手な人は、魚の味や匂い、小骨の多さなどを嫌いな理由に挙げることが多いです。小骨の多さは切り身にすることで解決できますが、味や匂いを解決するために、どのような魚選びをするのが最適なのかご紹介していきます。魚嫌いでも食べられる魚の種類魚嫌いの人の中でも特にサバなど青魚(サバ、イワシ、サンマ、アジ、ニシンなど)が苦手だと感じる人は多いようです。特に焼き魚にすると青魚の特有の匂いが引き立つため、それ...
日本では、若年層を中心に魚離れが進行中です。しかし同時に健康志向も高まっている昨今、栄養価が高い魚を食べたいけど苦手・・・という人も多いのではないでしょうか。今回は苦手だけどなんとか克服したい!という人の為にアドバイスさせていただきます。魚嫌いになる理由好き嫌いは、物心ついたころに食べる料理で決まってしまうことがほとんどのようです。魚の臭みが気になる料理や、焼き魚の小骨が口に残ってしまった経験から...
魚の骨のない切り身と違って、骨が多い開きはキレイに食べるのが苦手な人も多いです。人前でも堂々と食べられるように、食べ方の作法をご紹介しましょう。魚の開きの食べ方マナー開きの綺麗な食べ方としては、以下のポイントを参考にして頂ければと思います。魚の頭を左側にして皿に置き、手前側の骨のない半身から食べ始めよう。身が皮から外れにくい場合は、左手で魚の頭を押えておこう。手前の半身を食べ終えたら、次に中骨を外...
魚料理は食事マナーの気になりやすい料理の一つですね。皆さんは皮がついた魚料理なんか食べる時、その皮どうしていますか?皮は脂っぽくて出来れば残したいという人も多いと思います。でも残すことでバッドマナーにならないかちょっと心配ですよね。魚の皮は残してもいいの?マナーの面からいうと、皮はれっきとした「食べられる部分」ですので、食べた方がマナー的には良いのは確かです。管理人の私はむしろ身より皮が好きなほど...
近年、家庭での魚離れが進み、小骨などが多い魚は、姿焼きより切り身を好んで食べる傾向にあるようです。しかしながら、外食などでは出てきた姿焼きを食べる機会もあるでしょう。最低限の食事マナー、綺麗な食べ方くらいはを心得ておきたいものです。焼き魚の食べ方種類にもよりますが、大体の焼き魚は以下のようなポイントを抑えれば綺麗に食べることができます。魚は頭を左にして皿におこう。魚を食べていく方向は、姿焼きでも切...
小骨の多い魚料理は口に入れた魚の身に骨が混じっていたり、小骨が歯と歯の間に挟まってしまうなど、骨の処理に苦戦しがちです。このように口に骨が入ってしまった場合、どのように取り出すのがマナー的にスマートなのでしょうか。手で掴んで取り出すのはNG自分の家であれば、口の中の骨を手で取り出したとしても誰も気にしませんが、外食の場合、同席者やほかの客に不快感を与えてしまう可能性もあります。その為口から骨を取り...