魚の干物の種類
ご飯が進む美味しい魚の干物。基本的にはスーパーや魚屋などで購入することが多いですが、やり方さえわかれば家庭でも簡単に作ることができます。
干物の種類
干物には一夜干し、塩干し、煮干し、みりん干し、焼干し、燻製など多彩な種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
- 一夜干し:読んで字のごとく魚を一晩乾燥させたもの。
- 塩干し:塩漬けしてから乾燥を行ったもの。
- 煮干し:煮熟させてから乾燥を行ったもの。
- みりん干し(桜干し):醤油・砂糖・みりんで作ったタレに漬け込んでから乾燥を行ったもの。
- 焼干し:焼いた後に乾燥を行ったもの。
- 燻製:調味液につけた後に燻して乾燥を行ったもの。
- 凍干し:凍らせた後に溶かして水分を除いたあとに乾燥を行ったもの。
干物の作り方
- 新鮮な魚を、片方に中骨を残した状態の開きにします。一夜干しの場合は、中骨を取り除いておきます。
- 魚の血合いなどを水で洗い流し、キッチンペーパーなどで水分をしっかり拭き取ります。
- 塩度10~15%の塩水の中に、開いた魚を30分漬け込みます。
- 魚にしっかり塩分が回ったら、取り出して軽く水洗いします。
- ざるに身側を表に向けて並べるか、紐に通して吊るします。
- 身側が7割、皮側が3割の時間配分で日光に当てます。
- 全体がしっかり乾燥したら出来上がりです。
注意点
- 塩は精製されたテーブル塩ではなく、あら塩などを使いましょう。
- 開いた魚を漬け込む塩水の塩度は、白身の場合は10~13%、青魚は13~15%が良いでしょう。
- 塩水に漬け込む時間も、塩度が10%の場合は、30分~1時間は漬け込みましょう。
- 干物に適した時期は秋~初秋です。夏場は陽射しが強い上、湿度も高いため、干物には向きません。
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