魚の種類で味の違いが出る理由
食用にされる魚何万種と存在しますが、それぞれ種類によって味が違いますよね。同じ魚類でも味に違いが出るのはどのような要因によるのでしょうか。
味の違いの正体
当然のことながら魚の種類によって味そのものに違いが出ます。これは含まれている栄養素や脂量、食感などが異なるためです。
例えば白身魚は脂肪分が低い為味は淡泊ですが、脂肪分多めの赤身魚は味も濃く結構お腹にどっしり来ますよね。
また赤身魚と白身魚だと赤身魚のほうが明らかに味がしっかりついています。赤身魚には「ミオグロビン」という色素タンパク質が多く含まれています。ミオグロビンは血を作ったり、丈夫な筋肉を作る為には欠かせない栄養素です。この栄養の差が味の違いに現れています。
しかし白身魚・赤身魚ともにDHA,EPAといった成分が健康食品やサプリメントに配合されている栄養素が豊富に含まれているので、どちらも健康に良いことに変わりありません。
加工方法による味の違い
魚介類は、生で食べることも多いですが、香りをつけたり乾燥させたり、熟成させるなどの加工を施すことで、生の魚の時には出せなかった味を人為的に出すことができます。この加工の度合いが強いか弱いかによっても、魚の味の違いが出ます。
魚の味を引き出すために、切り方を調整したり、切る厚みを変えたり、ある場合にはミンチ状にしたりと、その魚が販売店に並べられるまでに、どのような加工方法を経ているかによって味に違いが出るわけです。店頭に並んでいる魚は、一見無加工に見えても意外と加工されたり香りづけされていることも多いのです。
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