マグロの種類と見分け方、味の違いなど
皆さんはマグロの種類は何種類知っていますか?テレビやスーパーなどでよく目にする本マグロやメバチマグロなどはご存知の方も多いのではないでしょうか。
ではマグロは二種類しか存在していないのでしょうか?いいえ、なんとあと3種類もあるのです。今回はマグロの種類についてご紹介させていただきたいと思います。
マグロの種類
美味しい・高級で有名-クロマグロ(本マグロ)
このクロマグロが何といっても国内知名度NO.1です。消費量も日本が世界一。しかし年々個体数が減少し、ついに絶滅危惧種に指定されてしまいました。
お寿司屋さんで活躍‐ミナミマグロ
クロマグロ同様上質な中トロや大トロがとれるため高級です。
スーパーでおなじみ‐メバチマグロ
漁獲量も多くスーパーによく並んでいるのがこのメバチマグロです。一番入手しやすいマグロではないでしょうか。
安さが魅力‐キハダマグロ
実は全てのマグロに中トロや大トロという部位が存在しているわけではなく、このキハダマグロにはほぼ赤身しかありません。関西ではメバチマグロよりこちらの方が流通量が多いです。
実はよく食べてる!?-ビンナガマグロ
ビントロという寿司ネタはよく耳にしますよね。しかしこのマグロはもっと身近な存在なのです。万能食材であるツナ缶の正体がこのビンナガマグロです。
五種類もあるマグロ。見分け方は?
同じマグロですが見た目はどんな風に違うのでしょうか。
大きさ比較
クロマグロ>ミナミマグロ>メバチマグロ>キハダマグロ>ビンナガマグロクロマグロが最大でビンナガマグロが最小です。
各マグロの特徴
- クロマグロ‐マグロの中で最も大きい種類です。身は濃い赤色です。
- ミナミマグロ‐クロマグロと似ていますが少し小さいです。身はくすんだ赤色です。
- キハダマグロ‐長くスリムな形と黄色い背ビレと尾ヒレが特徴です。身は赤味のあるピンク色です。
- メバチマグロ‐名前の由来の通りとても目が大きいです。身は鮮やかな紅色です。
- ビンナガマグロ‐胸ヒレが非常に長いです。身は白っぽいピンク色です。
一番気になる!?味の違い
いよいよそれぞれの味の違いについて説明していきたいと思います。
クロマグロ
脂の乗った上質な大トロと中トロは有名ですが赤身の味も濃く脂の美味しさが感じられます。やや酸味がありますがそれが脂のうまみを引き立てています。赤身から大トロまでしっかり味わえるのがクロマグロです。
ミナミマグロ
クロマグロに匹敵する濃厚な脂と旨味があります。こちらにはクロマグロのような酸味はありません。中トロの美味しさはクロマグロを凌ぐとも言われるほどです。
メバチマグロ
大半はあっさりとした風味ですが漁場によっては脂ののったメバチマグロが獲れ、クロマグロとは違ったさっぱりとした脂の美味しさを楽しめます。
キハダマグロ
癖がなく、あっさりしていますがほのかに脂の美味しさが感じられます。
ビンナガマグロ
クロマグロやミナミマグロ程ではないものの脂がのっていて身が柔らかく美味しいです。
さて、意外にも種類豊富なマグロについてご紹介させていただきました。同じマグロといえども種類によって別々の個性がありますね。味わいもそれぞれ違った良さがあるように思います。この機会に好みのマグロを探してみてはいかがでしょうか。
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