イカの体の内部構造ってどうなってるの?

イカの体の内部構造ってどうなってるの?

イカの体の構造を皆さんはご存知でしょうか。そんなの知ってるよと思われるかもしれませんが、イカの体の構造については何かと勘違いされていることも多く、改めて説明させていただきます。

 

 

イカの足は10本?

一般的にイカの足は10本と言われていますが、実は泳いでるイカを水族館や料亭の水槽などで見ると足は8本しか見えません。あとの2本はどこへ行ったのでしょうか。

 

イカには足なんて無い!

我々がイカの足と思っているものは厳密には腕だそうです。これは呼び方の問題なので別に足でも腕でもどちらでも良い気はします。

 

外側から見える「腕」は8本ありますが、実は内側に長い腕が2本隠れています。これを触腕と呼びます。

 

触腕は通常、外からは見えませんが、イカの餌となる小魚などを捕獲するときにバシュッと伸びて、一瞬で獲物を搦め捕ります。

 

イカの頭はどこなの?

皆さんはイカの頭と言えばどの部分を思い浮かべますか?イカの上の方の三角の部分を頭と思う方が多いようですが実は違います。

 

イカの頭は腕の生えてるすぐ上の部分、目などがあるあたりになります。その上の三角部分は胴体になります。

 

よくよく考えれば内蔵などは全部三角の中にあるので、こちらが胴体というのはわからなくもないです。

 

なのでイカは上から胴体、頭、腕とあるわけでつくづく変な生き物だなと思います。

 

イカには口が2つある?

イカの頭付近にはニュッと突き出た口のような部分があります。これは漏斗と言って排泄物やイカスミなどを吐き出す部分になります。

 

口のように見えますが口ではありません。それではイカの口はどこにあるのかと言いますと、腕の内側、頭と腕の付け根にあります。

 

軟体動物らしからぬ鋭いクチバシのような硬い口があり、噛まれると結構痛いです。

 

通常、あまり人を噛むようなことはありませんが、もし生きたイカを扱う際は注意が必要です。

 

いかがでしたでしょうか。イカの構造自体はそれほど難しくはありませんが、足が腕だったり頭が胴だったりと印象と実際が紛らわしいのかイカの特徴かもしれません。

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