ウニ漁に使う道具について

ウニ漁に使う道具について

ウニは、大型船で大網漁といった方法の漁だけではなく、昔ながらの方法で今もなお穫られています。

 

海女さんなどが、東北地方で海に素潜りしてウニを穫る姿が放送されるなどしていますが、ウニ漁には専用の道具が使用されています。

 

今回、ここではウニ漁に使用されている道具についてを紹介していきましょう。

 

 

箱めがね

ウニの漁の伝統的なものには、素もぐり漁かかけ穫り漁法の二つがあるといわれています。

 

かけ穫り漁の場合、箱メガネという、台形になった箱にガラスがつけられており、頂点部分の縁に歯をひっかけて、海面に入れて海底を見る道具が利用されています。

 

これがあれば、素潜りせずとも、舟の上からウニの居場所を探ることが可能だからです。

 

カギ竿

カギ竿は、かぎ穫り漁に欠かせない、ウニを穫るための道具です。竿は竹が使用されているのですが、カギ部分は鉄で出来ています。

 

岩の間にウニはもぐり込んでしまうため、それを傷つけないよう、このカギ竿で引っ掛けながら漁をしていきます。

 

長さの種類も豊富ですが、熟練の漁師で無いと、非常に長いカギ竿を使いこなすことはできない、と言われています。

 

このように、ウニ漁とひとことでいっても、伝統的な道具が未だ使用されているのです。

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