うなぎの値段が高い理由
うなぎというのは天然のシラスウナギ(うなぎの稚魚)を獲って、それを成魚に育てたものを販売しています。
しかし漁獲できるシラスウナギは年毎に減少傾向にあり、需要の多さに供給が間に合いません。
他の魚と違って大量消費・薄利多売が出来る状態ではないので高いのです。
輸出規制も
ヨーロッパウナギ原産国のユーロ諸国では、減少するヨーロッパウナギの絶滅を回避する為に、2007年アジアへの輸出制限をかけました。
これも高騰に拍車をかけた一因ですが、絶滅させてしまっては元も子もないのですからこの対応はいたし方ないといえます。
完全養殖で代替可能?
近年話題のうなぎの完全養殖で、天然魚の代替が出来れば最高なのですが、今のところコストが高すぎて産業化の目処が全く立っていません。
量産可能なレベルの完全養殖が実現して、うなぎが数百円で食べられるようになる時代は、まだまだ遠い未来、夢物語といえるでしょう。
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