うなぎの頭は食べられるか:美味しい食べ方をご紹介
スーパーの鮮魚売り場でトレーパック包装して売られているうなぎを見ても、頭部が付いているものを見ることはほとんどないと思います。これはうなぎの頭が食べられないものだからなのでしょうか。
大阪では「半助」と呼ばれ親しまれた食材
結論からいえばうなぎの頭は食べることができます。ただ、関東地方では馴染みのないというだけです。
関西地方では、うなぎの頭のことを「半助(はんすけ)」と呼び、出汁をとったり鍋物の具にしたりして、昔から食材として利用されてきました。
関東では、焼く前に頭を落としますが、関西では一匹まるごと焼いてから頭を落とします。その為頭もうなぎの部位として売られることが一般的になっているのです。
食材としての特徴
うなぎの頭は、脂がよく乗る部分で、コクと甘みがある濃厚な出汁がとれます。ただ身はあまりなく、骨が多いので食べるときには注意が必要です。
調理例
うなぎの頭を使った大阪の郷土料理に「半助豆腐」というものがあります。作り方としては以下の通りです。
- 青ねぎを3~4cmの長さに切る
- 焼き豆腐の水をよく切り、食べやすい大きさに、さいの目切りにする
- 鍋に焼き豆腐を入れ、うなぎの頭を盛り付ける
- 鍋にだし汁・お酒・みりん・醤油を混ぜて作った汁を入れて火にかける
- 仕上げに青ねぎを入れ、火が通ったらできあがり
うなぎの頭というのは店頭などではあまり見かけることのない食材ですが、魚屋さんなどでうなぎの頭を入手できたら、出汁をとったり鍋の具にしたりして、楽しんでみてください。
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