うな丼とうな重の違い
「うな重」と「うな丼」
どちらも代表的なうなぎ料理ですが、どちらも白飯の上にうなぎの蒲焼きを乗せるという点では、何も変わりない料理に思います。
ではこの名称の違いはどこから来ているのでしょうか。
器の違い
まず「器」が最大の違いです。
- うな重は食器として重箱が用いられる
- うな丼は食器として丼が用いられる
このような違いがあるのです。言われてみれば違いがとてもわかりやすく名前に現れていますね。
一般的に、うな丼に比べてうな重の方が、やや値が張るようです。見た目的にも丼で運ばれてくるより重箱で運ばれてきた方が、高級感を感じます。
値段の差別化
同じうな重(うな丼)でも、
- うなぎの量に違いをつける
- うなぎの質に違いをつける
- お吸い物など、添え物に違いをつける
などの違いから値段を差別化している場合も多いです。
うな丼とうな重の作り方の違い
お店によっては、うな丼とうな重とで調理法が異なる場合もあります。たとえば、三重県伊勢市のうなぎ屋では、
- うな丼は、ご飯にタレが混ぜ込んである。
- うな重は、ご飯を重箱に入れてからタレをかける。
という違いがあるそうです。ご飯にタレを混ぜ込む調理法は「まぶし」と言われ、伊勢独特の方法です。
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