鯛(タイ)の選び方・食べ方

真鯛(マダイ)の選び方・食べ方

鯛(タイ)の選び方、名産地、有名店、養殖・漁業事情、おすすめの食べ方・献立などなど、「美味しいタイ」を食べるのに役立つ情報を紹介しています。

日本料理として馴染み深い魚である鯛。縁起の良いとされるこの魚はいつから食べられるようになったのでしょうか?日本人の鯛食の歴史を振り返ってみましょう。日本人の鯛食の始まり日本人の鯛食の歴史は縄文時代まで遡ります。約5000年前の縄文遺跡から鯛の骨が見つかっているのです。また古事記や日本書紀、万葉集など歴史書にも「鯛」という表記が確認されており、非常に古くから食されていた魚だということがわかります。い...

味や歯ごたえなど鯛には鯛にしかない美味しさがあります。その味の特徴をいえば、淡泊ながら甘味とコクのあるうま味が特徴、といえるのではないでしょうか。コクの正体とは?鯛の甘みやコクは、鯛に含まれているイノシン酸やタウリン、クレアチニン、クレアチンといった旨み成分によるものです。また鯛の甘味やコクは、活き締め直後よりも熟成させたほうがより増します。そのため一晩寝かすとより味わいのある鯛になるといわれてい...

鯛の料理にはどのような物があるかご存知でしょうか?和食、洋食共に相性の良い鯛ですので沢山の料理法があります。今回は鯛料理とそれぞれの魅力をご紹介します。和食の鯛料理◆鯛の刺身その名の通り鯛の刺身です。鯛そのものの食感や味を味わいたいのならまず刺身で食べてみることをおすすめします。鯛の刺身は淡泊ながら甘味とコクがあり、ぷりぷりとした食感が魅力です。◆鯛の塩焼きシンプルな鯛の塩焼き料理です。切り身を焼...

鯛の刺身の美味しい食べ方をは色々あります。まずはシンプルに醤油+わさびという定番の食べ方で味わって頂きたいですが、飽きたら以下のような食べ方も非常に合うのでおすすめです。鯛の刺身の食べ方一覧胡椒ポン酢でカルパッチョ風にして昆布〆にして漬けにして(長期保存も可能!)漬け丼or漬け茶漬けにして刺身の鮮度を落とさない方法刺身というのは鮮度が命です。せっかくの美味も鮮度が落ちたら台無しの味になってしまいま...

鯛飯は古くから日本の食文化に根付いている「米」と「鯛」という二つの食材かけ合わせた料理です。臭みを取るため予め焼いた鯛を、醤油・塩・酒・みりん・昆布などで味付けした米と一緒に炊き込んで作ります。炊き込みには土鍋が使われることが多いです。中には味付けした鯛そぼろを乗せたご飯や鯛の刺身を乗せたご飯も鯛飯と呼ぶこともあります。※鯛飯の美味しい食べ方については【鯛飯の美味しい食べ方】をご参照ください。鯛飯...

鯛飯とは、日本古来より食されてきた鯛と米を使った料理です。香ばしさを出す為に鯛はあらかじめ焼かれ、醤油・塩・鮭・みりん・昆布などで味付けをした米と一緒に炊き込んで作ります。炊きあがったら骨をはずして、身をほぐしたら、ご飯に混ぜ込み、椀によそって食べます。美味しい鯛飯の作り方生で鯛一匹丸ごと使う場合はウロコを取り内臓除去などの下ごしらえを済ませてください。米を洗い、30分(冬場なら1時間程度)ほど水...

今では縁起の良い食べ物として食卓に並ぶ鯛料理。鯛飯や鯛刺などその身について焼いても生でも美味しいというのは周知のことですが、内臓も美味しく食べられることをご存じでしょうか。特に肝臓、オスの白子(精巣)、メスの真子(卵巣)などが美味として人気があります。鯛の肝臓…赤茶色の塊部分鯛の白子…白い塊部分鯛の真子…黄色い塊部分鯛の白子や真子は、生もしくは湯通しして醤油やゆずポン酢につけて食べる食べ方がおすす...

オスの鯛からは白くて大きな塊である精巣、俗に白子と呼ばれる部位が取れます。(※メスなら黄色い塊の真子(卵巣)が出てきます。)この白子は舌の上でとろりとするクリーミーさと、旨味の強い濃厚な味わいが人気で、料亭などでも高級料理として出されます。味については色々な表現がされますが、個人的な主観でいえば「魚風味の豆腐」って感じですね。白子の美味しい食べ方生で食べても美味しいですが、生は抵抗あるという場合、...

鯛飯もしくは鯛刺丼に湯茶をかけて食べる鯛茶漬け。もちろんそのまま食べても美味しいのですが、好みの薬味をアクセントにすることで、味の印象ががらっと変わり深みが増します。人それぞれ好みはあるので、合う薬味はこれ!と明示するのは難しいですが、相性が良さそうな薬味をピックアップしてみました。鯛茶漬けに合う薬味三つ葉,のり,ワサビ,生姜,みょうが,大葉,ぶぶあられ,山椒,ネギ,柚子胡椒,青じそ,炒り胡麻鯛茶...

鯛料理の中でも、鯛しゃぶは非常に人気の高い料理です。そして鯛しゃぶは美味しいだけではなく、準備も楽で、栄養価的にも申し分ないという優れもの。家事に追われる主婦/主夫の方にすすめない手はありません。鯛しゃぶをする前に…鯛しゃぶ用の鯛には、刺身用にカットされたものを使うのが一番楽ですが、生魚をさばくところから始める場合は、多少臭みがあるので、簡単に臭み消しの下処理を済ませておいてください。※参照記事:...

日本食のマナーってちょっと細かく面倒なところありますよね。日本食の中心的存在である魚については、盛り付ける“向き”なんかに暗黙の作法のようなものがあったりします。特に鯛のような“めでたい”祝いの席などで出される縁起物の魚の場合、一層そういったことが重視されるようで、身内だけで食べるのならまだしも、人を招いて出す場合は、知らないと恥をかくみたいです。鯛の尾頭付きの盛り付けのポイント尾頭付きの鯛を出す...

同じ鯛でも鮮度によって味や食感の質が変わります。当然できるだけ新鮮なものを選ぶのがベストなのですが、どうやって鮮度を見分ければよいのでしょうか。ここでは美味しい鯛を選ぶポイントをご紹介します。尾頭付きの鯛の選び方尾頭付き(尾も頭もついている状態)の鯛を選ぶ場合は、「目の色」と「体色」で鮮度を見分けると良いです。◆目の色多くの魚に共通することなのですが、鮮度の良い魚は澄んだ目をしています。また新鮮な...

魚にはそれぞれ美味しさのピークとなる“旬”の時期/季節があります。鯛の旬の時期/季節はいつになるのでしょうか。鯛の旬の時期/季節鯛は年間を通して漁獲されていますが、旬の時期とそうでない時期では、脂乗りに大きな差があります。そして鯛の旬は1月から3月にかけての冬の時期で、この時期に脂のりのピークになり非常に美味しいとされています。逆に旬を過ぎ脂のりがあまりよくないのが春から初夏にかけた季節になります...

食用のものを指して「鯛(タイ)」とだけいった場合、一般には真鯛のことを指しますが、生物学的な呼称としての「タイ」というのはあくまでスズキ目タイ科に属している魚の総称のことです。スズキ目タイ科は36属に分類することができ、全125種もの鯛が存在しています。※キンメダイやマトウダイなど名前にタイとあってもタイ科に属さない魚もいます。鯛の見分け方と味の違い上述した通り、鯛には100以上の種がありますが、...

日本古来から食用として馴染みが深い真鯛と黒鯛。おなじ鯛なわけですが、この2種にはどのような違いがあるのでしょうか。真鯛と黒鯛の味の違いまず真鯛と黒鯛は共にスズキ目タイ科に属しているため、味はよく似ています。しかし黒鯛の方が臭みが強いと表する声が多いようです。このことは雑食性であることや棲んでいる水質などが影響しているようです。また鮮度の低下も黒鯛の方が早く、特に身がゆるくなりやすいという弱点もあり...

日本古来から食用として親しまれてきた真鯛。現在でも続く高い需要を受けて、天然ものだけに頼らない養殖産業がさかんです。国内にはいくつも真鯛の養殖産地があるのです。ここでは主な真鯛の養殖産地や養殖方法、用いる餌など真鯛の養殖事情をご紹介したいと思います。真鯛の養殖産地日本で有名な真鯛の養殖産地としては愛媛県が挙げられます。愛媛県だけで日本の真鯛養殖の半分以上をまかなっているのです。愛媛県に続くのが熊本...

真鯛は、日本の高い需要に応える為に、養殖産業も盛んであることは【真鯛の養殖事情:主な産地や養殖方法、用いる餌など】でご紹介させて頂きました。しかし養殖真鯛と天然真鯛の美味しさ、品質などに違いはあるのでしょうか。またどのようにして天然と養殖を見分けるのでしょうか。養殖真鯛と天然真鯛の見分け方養殖真鯛と天然真鯛では「鼻」「尾ヒレ」「色」などでわかりやすい違いがあります。なのでここに着目すれば簡単に見分...

天然の真鯛は多くの都道府県で漁獲されていますが、最も多く漁獲しているのはどの県なのでしょうか。真鯛の漁獲量日本一農林水産省漁業生産統計調査の平成27年のデータを参照すると、真鯛の漁獲量が最も多い都道府県は長崎県でした。この年は4000トン以上の漁獲量があり、都道府県別の漁獲量では断トツの一位となっています。日本全国の真鯛の漁獲量は約2万4000トンですから、長崎県だけで日本全国の約17%のシェアを...

真鯛は日本における「高級魚」の代名詞のような存在ですが、1匹あたりの値段の相場はどうなっているのでしょう。真鯛の値段の差真鯛は大きさや時期、天然か養殖か、といった要素によって値段が大きく異なります。◆大きさによる差大きさは、大きいほど良いように思われがちですが、3㎏を超えたあたりから逆に値段が安くなります。これはあまりに大きく肥えていると味が淡泊になりがちだからです。◆時期による差時期による値段の...

縁起物とされる「尾頭付きの鯛」は、正月に食べる定番の魚としても知られますね。しかし改めて考えると、他にもいくらでも美味しい魚はあるのに、なぜあえて「尾頭付きの鯛」を選び、正月に食べる文化が定着しているのでしょうか。鯛の「尾頭付き」を正月に食べる意味は?正月というのは、旧年が無事に終わった事と新年を祝う行事です。「おめでたい」祝いの場であるわけなので、“たい”と語呂が掛かっている縁起の良い魚として鯛...

鯛の塩焼きや煮つけをメインに置いた場合の合う副菜をご紹介します。鯛の塩焼きや煮付けに合う副菜◆和え物やおひたし鯛は白身魚の中でもしっかり味がある魚ですので、副菜には和え物やおひたしといったあっさりしたものと相性が良いです。ほうれん草、小松菜、オクラ、アスパラガスなどの緑黄色野菜を使って、胡麻和え、辛し和え、酢味噌和えなどにするのが味や見栄え、栄養バランス的にも整っているかと思います。◆卵料理や豆腐...

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