鯛の「尾頭付き」を正月に食べる意味とは

鯛の「尾頭付き」を正月に食べる意味とは

縁起物とされる「尾頭付きの鯛」は、正月に食べる定番の魚としても知られますね。しかし改めて考えると、他にもいくらでも美味しい魚はあるのに、なぜあえて「尾頭付きの鯛」を選び、正月に食べる文化が定着しているのでしょうか。

 

 

鯛の「尾頭付き」を正月に食べる意味は?

正月というのは、旧年が無事に終わった事と新年を祝う行事です。「おめでたい」祝いの場であるわけなので、“たい”と語呂が掛かっている縁起の良い魚として鯛(タイ)が選ばれているのです。

 

尾頭付きである必要性

正月の鯛は縁起物である以外に、神様へのお供え物という意味も持っています。神様にお供えするには完全な形のものを供えなければならないということで、尾頭付きである必要が出てきました。

 

京都では正月の鯛はすぐに食べない?

京都には3日間箸をつけずに“にらんで”から4日目に食べるという変わった風習があります。これは「にらみ鯛」と呼ばれる風習で、鯛は正月の席では飾り物としておくのです。正月の鯛はあくまで神様に食べてもらうためのお供え物で、お供えが終わり神様から頂いてから食べるべき、という考えに基づいた風習です。

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