鯛飯とは:特徴や歴史など

鯛飯とは:特徴や歴史など

鯛飯は古くから日本の食文化に根付いている「米」と「鯛」という二つの食材かけ合わせた料理です。

 

臭みを取るため予め焼いた鯛を、醤油・塩・酒・みりん・昆布などで味付けした米と一緒に炊き込んで作ります。炊き込みには土鍋が使われることが多いです。

 

中には味付けした鯛そぼろを乗せたご飯や鯛の刺身を乗せたご飯も鯛飯と呼ぶこともあります。

 

※鯛飯の美味しい食べ方については【鯛飯の美味しい食べ方】をご参照ください。

 

鯛飯の歴史

鯛飯の歴史は非常に古く、日本書紀にある神功皇后の朝鮮出陣(三韓征伐)の頃には作られていたと言い伝えられています。

 

神功皇后が鹿島明神にて三韓征伐の戦勝祈願をした際、漁師から献上された鯛を吉兆と喜び、その鯛でご飯を炊いて供えたことが鯛飯の始まりだと伝えられています。

 

 

鯛飯発祥の愛媛県

鯛の養殖量日本一としても知られる愛媛県ですが、鯛飯発祥の地も愛媛県と言われています。松山市周辺の「北条鯛めし」と宇和島市周辺の「宇和島鯛めし」が有名で、それぞれの特徴は以下の通りです。

 

  • 北条鯛めし…一般的な鯛めしで、一匹丸ごとの鯛とご飯を一緒に炊き込むタイプです。
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  • 宇和島鯛めし…ご飯に鯛のお刺身をのせ、タレ・生卵・ごま・刻み葱などの薬味をかけて食べるタイプです。
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    南北朝時代に活躍した村上水軍の系列伊予水軍が良く食していたと言われ、愛媛県内に多くの鯛飯有名店がたくさんあります。

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