鰺(アジ)の選び方・食べ方

鰺(アジ)の選び方・食べ方

アジの選び方、名産地、有名店、養殖・漁業事情、おすすめの食べ方・献立などなど、「美味しいアジ」を食べるのに役立つ情報を紹介しています。

初夏頃からの旬の時期はもちろんのこと、年中お魚屋さんの店頭で見かけることができる、私たちに馴染みの深いアジ。年中手に入れることができる便利な食材だけに、様々な食べ方おさえておくと、毎日の献立を考えるのに役立ちます。ここでは、アジがどんな料理に利用できるかを簡単にご紹介します。食べ方1:生のまま二枚や三枚に下ろした身をお好みの厚さに切って、刺身に包丁でたたいて粗く刻み、大根千切りやしそを添えて、たた...

「焼き魚、特にアジのような開いた魚を食べるのが苦手で・・・」、「どこから箸を入れ、骨や皮をどうしたら良いのかよくわからない」こういった理由で魚を忌避する人は多いと思います。ただマナーも細かなことを気にしだしたらキリがありませんし、フォーマルな場でないのであれば、あまり堅苦しく考える必要は無いと思いますので、マナーを理由に魚を食べる機会を遠ざけてしまうのはもったいないところ。ただ、食べ散らかして同席...

刺身というと、わさび醤油を思い浮かべる方が多いと思います。でも、お魚屋さんやスーパーの鮮魚コーナーでアジの刺身を買うと、わさびではなく生姜が薬味として入っていたりしませんか?そもそも薬味とは「ある種の料理に添えて出し、食欲を進める香辛料。例、ワサビ、ショウガ、ネギ。」です(出典:『新明解国語辞典(第四版)』/三省堂)。食欲を進めるものかどうかは、もちろん個人の好みもありますが、ワサビなどが例として...

アジというのは日本の食卓で大変馴染み深い魚ですが、皆さんは「豆アジ」を賞味されたことはあるでしょうか。名前を聞いただけではピンと来なくても、「南蛮漬けの魚」と聞くと「ああ、あの小さい魚か」とお気づきになる方も多いかもしれません。ここでは、豆アジとはどんな魚で、どんな料理に利用できるかを簡単にご紹介します。「豆アジ」とは「豆アジ」というのは、学名などのような正式な名称ではなく、豆のように小さいことか...

アジには豆アジと小アジという二つの呼び名があります。どちらも小さいサイズのアジを指す呼び名なのですが、豆アジと小アジはどう違うの?と聞かれることがあります。豆アジと小アジの違い最初に結論をいってしまうと、豆アジと小アジを分類する明確な基準はありません。販売するお店や個々人の判断によって、同じサイズのアジでも豆アジと呼ばれたり、小アジと呼ばれたりしています。豆アジの定義ただ、一般的には体長10cm以...

アジは、お魚屋さんの店頭でよく見かける魚ですが、開いた干物はもちろんのこと、刺身で売られているものを見ても、内蔵は含まれていません。アジの内臓は、食べられず、捨てるものなのでしょうか。内蔵は基本的に捨てるアジに限らず、魚は、内臓を取り除いて調理をすることが多いかと思います。これは、内蔵には血などに由来する独特の臭みがあり、取らずに調理すると、身そのものの風味が損なわれるためです。また、内蔵は細菌が...

皆さんはアジの白子を賞味されたことはあるでしょうか。「アジに白子なんてあるの?」、「そもそも白子って何?」と言う方もおられるかもしれませんので、ここではアジの白子についてお話したいと思います。白子とは白子(しらこ)とは、魚のオスの腹部にある精巣のことで、主として、食材として使われる場合にこう呼ばれます。見た目は、表面が滑らかで乳白色をしています。昔は需要が少なく、そのほとんどが飼料にされるか廃棄さ...

アジは多くの人々に昔から愛されてきた、美味しい魚です。しかしアジのような青魚は少し鮮度が落ちると臭みが際立ちやすく、より美味しくアジを食したいなら目利きでより新鮮なアジを選ぶことが重要になります。アジの目利きのポイント3つPOINT1:アジの目を見て選ぼうアジの鮮度を見分ける際に、最もわかりやすい基準は「目」です。鮮度の良いアジは目が澄んでいます。逆に鮮度の悪いアジは目が白く濁っています。ですから...

一口にアジといっても、色々な種類のものがいます。代表的なマアジの場合、生態や身体の色によって、いくつかの種類に分類されています。ここではアジの種類とその見分け方について解説していきたいと思います。マアジの種類マアジは一般的に回遊魚として知られますが、一部には回遊せずに特定の地域に定着するものもいます。回遊するマアジのことを黒アジといい、居付き(瀬付き)のアジのことを黄アジといいます。マアジの回遊性...

アジはほぼ周年漁獲高のある魚で、スーパーや魚屋では一年中並んでいます。しかしアジにもより美味しくなる旬の時期というものはあるのでしょうか。アジの旬の時期とは一般的にアジの旬はアジの産卵期に重なっており、それは一般的には5月から7月といわれることが多いです。しかし、実際はアジの産卵期は1月~11月くらいまでと、地域によって大きなばらつきがあます。西日本では1~5月、九州地方ならば3月~5月、関東沿岸...

アジは季節を問わず漁獲され、年中店頭に並んでおり、日本に住む物には馴染みの深い魚となっています。そんなアジの漁獲状況について各県を比較してみましょう。アジ類の漁獲量日本一は長崎県比較的水揚げ量の多いアジはマアジとムロアジです。農林水産省の公表資料『農林水産統計』(平成28年)を見ると、アジ類(マアジ・ムロアジ類)の漁獲量は、全国で155,200トンとなっています。都道府県別に見てみると、1位:長崎...

アジには天然物のほかに養殖物もありますが、両者にはどのような違いがあり、見分ける方法があるのでしょうか。見た目で違いはわかりにくいまず前提として養殖のアジというのはあまり出回っていません。アジのほとんどは天然もので、近海物か外洋物かという基準で選ぶことはあっても、天然か養殖で見分けるという機会はあまりないと思います。身体に黄色い部分があるのが近海物、全体が黒いのが外洋物として区別されます。養殖魚の...

魚の身の特徴として、白身魚/赤身魚という分け方がありますね。アジはどちらに分類されるのでしょうか。一見、身が白く見えるので白身魚のようにも思えますが・・・。アジは赤身魚最初に結論から言ってしまえば、アジは赤身魚です。といわれても、アジは身の外見が白いので、意外な感じもします。しかし赤身魚白身魚というのは身の色による分類ではありません。水産学の定義によれば、100g中ヘモグロビンとミオグロビンの含有...

アジは、日本近海でまき網漁法などにより漁獲されるほか、養殖も行われています。養殖業で比較的収穫量の多いアジ類を大きく分けるとマアジとシマアジに分けることができるのですが、ここでは、マアジの養殖事情をご紹介します。マアジの養殖方法マアジの養殖業は、稚魚の入手→育成→出荷という流れです。(卵から育てるいわゆる完全養殖は主流ではありません。)1.稚魚の入手稚魚は、5月から7月にかけて九州の玄界灘などで漁...

アジとサバは、いずれもスマートでいかにも魚らしい体形をしていますね。店頭では名前を表示して売られているので見誤ることはありませんが、泳いでいるものを見た場合には、区別がつかない方もいらっしゃるかもしれません。両者はどこが違うのでしょうか。サバとアジの違いサバとアジは体色や、模様、形態などで細かな違いがあります。サバ→背側に黒のシマシマがはっきりあり、腹側が銀白色。断面が丸っぽい。アジ→銀白色。尾び...

魚屋さんなどの店先でよく見かけるアジですが、値段の相場はどれくらいで推移しているのでしょうか。ここでは、アジ類のうちのマアジについて、地域ごとの月別・年別のデータを見てみましょう。総務省統計局が公表している資料『小売物価統計調査(動向編)』※を見てみると、マアジ100gの平成28年(2016年)における月別価格と年平均価格が確認できます。年平均は100~110円のところが多く、安い月だと80円台、...

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