ナマコ漁の方法とは:道具は何使う?
皆さんは、ナマコがどのようにして漁獲されているかご存知でしょうか。
ここでは、ナマコの産地として知られる北海道や青森県で行われている漁法を例に、どのような方法でどんな道具を使って漁獲しているのかをご紹介します。
いろいろあるナマコの漁法
ナマコの漁法には様々な種類があります。
北海道庁や青森県漁業協同組合連合会のホームページを見ると、代表的なナマコの漁法として
- 桁網(けたあみ)
- 底曳網(そこびきあみ)
- 潜水[器](せんすい[き])
- 挟み採り (はさみとり)
があげられています。
また、北海道や青森県の各地域の漁業 組合のホームページを見ると、この他にも、「底見(そこみ)」などの漁法が あることがわかります。
各漁法の概要(使用する道具など)
使用する道具など、上記の漁法の概要は次のとおりです。 ・桁網漁法 袋状の網の口に鉄などで作られた枠を取り付けた「桁網(けたあみ)」と 呼ばれる網を海底に着けながら船で引いて、ナマコを採ります。
◆底引網漁法
袋状の網を海底に着けながら船で引いてナマコを採ります。
◆潜水[器]漁法
潜水服を着用して海に潜り、海底にいるナマコを採ります。
◆挟み採り漁法
柄の長さが4メートルほどある木製のはさみを使って、海底にいるナマコを挟んで採ります。
◆底見漁法
箱眼鏡と呼ばれる道具で海底を覗きながら、片方の手で小舟を操船しもう片方の手に持った、先端に網の付いた長い竿でナマコを採ります。
その他の漁法
北海道や青森県以外にも、
- 鉤漁法・・・愛知県。箱眼鏡で海底を覗きなが ら、鉤の付いた竹竿でナマコを引っ掛けて採る
- いさり漁法・・・香川県。鉤漁 法とほぼ同様
- ナマコこぎ網漁法・・・中四国・九州など。小型の底引き網を 使用
- 素潜り漁法
など日本各地に様々な漁法があるようです。 機会があれば、漁の様子を間近で見てみたいものですね。
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