ナマコの産地について:漁獲量が多いのは?

ナマコの産地について:漁獲量が多いのは?

ナマコは、日本各地の沿岸で漁獲されていますが、特に漁獲量が多いのはどこだと 思いますか?

 

ここでは、統計資料に基づき、ナマコの産地をご紹介したいと思います。

 

 

ナマコの漁獲量(都道府県別)

少し古いデータになってしまいますが、農林水産省の公表資料『農林水産統計』 (平成18年)を見ると、ナマコ類の漁獲量は、全国で10,344トンとなっています。

 

都道府県別に見てみると、1位は北海道(2,725トン)、2位は青森県(1,733トン)、 3位は山口県(1,005トン)、4位は兵庫県(525トン)、5位は長崎県(514トン) となっています。

 

主な産地は北日本

上記の統計資料によると、北海道と青森県の漁獲量を合わせると全国の4割強を占め ますので、主な産地は北日本と言えそうです。

 

なお、平成19年以降、この資料の 統計の項目から「なまこ類」が無くなり、シャコなどとともに「その他の水産動物類」 としてカウントされるようになったため、あいにくナマコ類だけの漁獲量を把握する ことができなくなりました。

 

しかしながら、近年の漁獲量について、都道府県などが 個別に公表しているデータを見ると、例えば、北海道は2,500トン前後、青森県は 1,200~1,500トン前後で推移しています。

 

データが公表されていないところもありま すので都道府県ごと・年ごとの厳密な比較はできませんが、多少の順位の入れ替わり はあるものの、大きな変動は無いものと思われます。

 

ナマコは、日本で古くから食されて来た食材ですが、近年では、高級食材としてもて はやされる中国や香港などへの輸出が増えているようです。せっかく身近な海で獲れ るのですから、輸出してしまうだけでなく、私たちもナマコをじっくり味わいたい ものですね。

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