魚の塩焼きに必要な下ごしらえ
塩焼きは手軽で人気のある魚料理の一つです。しかし塩だけのシンプルな味付けであることから、魚の鮮度や丁寧な下処理が味を左右します。ここで手を抜くと生臭くなることもあるため注意が必要です。
魚料理共通の下ごしらえ
以下はどんな魚料理にも共通する下ごしらえです。
- 新鮮な魚を入手したら、包丁の刃を魚の表面に当てて、尾から頭部に向かって鱗をそぎ落としていきます。
- 次にエラと内臓の処理です。エラ蓋を持ち、背側と腹側の付け根を切り取り、胴体をつなぐ膜に切り目を入れたあと、腹を切り内臓とエラを取り出していきます。
- 血や血合いが残っていると生臭さの原因ともなるため、しっかり水で洗い流したあと、水気をふき取ります。
塩焼きに必要な下ごしらえ
魚の臭みを取るために、振り塩を行います。エラや内臓の処理はほとんどの魚料理で行いますが、振り塩は焼き魚では忘れてはいけない下ごしらえの一つです。
- 魚を網やざるなどに並べ、20~30㎝ほどの高さから塩を振り落とします。このときに両面、腹の中も忘れずに振り塩をします。
- 塩を振った状態で30分ほど放置すると、魚から臭みの元となる水分が出てきます。
- 水で洗い流してから水分をふき取って完了です。焼く前に、味付けとして再度塩を振ると良いでしょう。
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