魚の臭み取りの様々な方法:塩・砂糖・酢・酒などを利用
お店で新鮮だと思って買った魚が生臭かった…ということって結構ありますよね。ただがっかりして憂鬱になるのはまだ早いです。魚の臭みはちょっとした工夫で大幅に解消できるのです。今回は魚の臭み取りの方法を6つ紹介するので、魚を調理するときの参考にしてみてください。
魚の臭み取りの方法
塩をまぶす。
魚の生臭さの原因の1つに「水分(に含まれるトリメチルアミンという成分)」があります。塩を魚にまぶすと浸透圧により、水分と一緒に臭いの元を吸収してくれます。時間としては20分から30分も置けば十分です。
砂糖をまぶす。
砂糖にも上述した塩と同じように食材から水分を抜く作用があり、臭い取りに有効です。砂糖の場合もまぶしてから20~30分ほど置けば効果があります。
酢にくぐらせる。
酢には殺菌効果がある為、生臭さの原因である雑菌を殺してくれます。2倍の水で酢を薄めたて魚をくぐらせればOKです。そのあとはキッチンペーパーで水分を拭き取りましょう。
酒で調理。
煮魚を作る時などお酒を入れますが、これは酒の臭みを抑える効果を利用しているのです。塩などで臭み取り処理をしたあとに、お酒を使って料理すると効果は増えます。
ヨーグルトにつける。
ヨーグルトに魚を漬けておくと、タンパク質が臭いの原因を吸収してくれます。またヨーグルトは酸性で生臭さの原因物質はアルカリ性なのでニオイを打ち消してくれるのです。ただヨーグルトにつけると風味がまろやかになるので料理によって向き不向きがあります。この方法は和食よりも、ムニエルのような洋食向きですね。
熱湯をかける。
80度のお湯にお酢を少しだけ入れたものを魚にかけるだけです。魚の生臭さの原因であるヌメリや血液が洗い流されるので臭みがとれます。お湯を沸かす手間がかかるのですが、料亭などでもよく使われているやり方ですので効果は確かです。
以上のように魚の臭み取りの方法は様々ありますが、複数組み合わせて行うとより効果は高くなるでしょう。少し手間のかかる方法もありますが、そのひと手間で料理の味が格段によくなると思えば安いものです。
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