鯖(サバ)と健康・安全性

サバと健康・安全性

鯖(サバ)に含まれる栄養成分と効能のほか、サバによる食中毒、アレルギーなどの被害対策、その他健康上の注意点などの情報をまとめています。

サバの健康効果に関する情報をまとめています。動脈硬化/脳機能低下予防サバにはDHA/EPAと呼ばれる不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。それぞれ以下のような効果を持っています。DHAの効果DHAはシナプスを活性化させて情報伝達能力を向上させたり、記憶を司る海馬に作用して、記憶力の向上やアルツハイマー病、認知症予防に効果があると言われています。EPAの効果EPAには、中性脂肪を減らし、血管を拡張して...

文部科学省が公表している『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』の日本食品標準成分表(魚介類)で、焼いたマサバの切り身(可食部100g)に含まれる主な栄養素が確認できます。美容に関する栄養成分では、ビタミンB群やカリウム、タウリンなどが豊富に含まれており、主に以下のような美容効果が期待できます。サバに含まれる美容成分一覧ビタミンB2・・・皮膚・髪・爪などの成長を促す。ビタミンB6・・・肌の新陳代...

サバは非常に栄養価が高く、健康に良いと言われている食材です。特にサバは血液サラサラ効果が高いと言われています。その効果を生んでいるのはサバ含むサンマやアジ等の青魚に含まれるEPAと呼ばれる不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸とは脂肪酸とは脂質を作っている成分で、肉や魚など脂質を含む食材を食べると体内に取り込まれます。そして脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。飽和脂肪酸の働き飽和脂肪酸は化学的...

高血圧は、動脈硬化を引き起こす主要な原因のひとつと言われています。動脈硬化とは動脈の壁が厚くなったり固くなったりして、血流が悪くなると起こる病変です。動脈硬化は悪化すると、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、脳梗塞など命に関わる病気もつながります。サバに含まれるEPAに効果が期待動脈硬化は血流が悪くなる病変です。サバには血液をサラサラにするEPAが豊富に含まれているので、ひとまず血流を改善し、心筋梗塞や脳卒...

糖質は本来、身体にとって重要なエネルギーの素であり、不足すると、体力が低下したり疲れやすくなったりして、健康的な生活の妨げになります。しかしながら過剰にとると、肥満や、糖尿病などの生活習慣病になったり、その症状を悪化させたりするため、摂取量を適切にコントロールする必要があるのです。サバは糖質制限中の食事に向いているの?一般的には、糖質制限中の食事としては、糖質の摂取をできるだけ少なくする一方、たん...

サバの味噌煮というのはサバと味噌と生姜をいっぺんに摂取できる非常に健康に良い料理です。サバ・味噌・生姜の健康効果は以下の通りです。サバの効果たんぱく質、脂質、炭水化物という、いわゆる「三大栄養素」を見てみると、サバは、健康な身体を作るのに不可欠なたんぱく質が豊富です。またサバには、DHA(ドコサヘキサエン酸)/EPA(エイコサペンタエン酸)という不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。これらは体内で合...

青魚のサバにはビタミンB12が豊富に含まれています。ここではビタミンB12の健康効果についてご紹介しています。貧血を予防する血液中の赤血球が作られるのには、ビタミンB12が必要です。ビタミンB12が不足して赤血球の量が減ると、赤血球内に存在するヘモグロビンも減少し、貧血の症状が出るのです。このことから、ビタミンB12は「造血のビタミン」と呼ばれています。脳神経を正常に機能させる脳の神経細胞は脂質で...

「サバに当たる」とはよく言いますが、これは大抵の場合、サバに含まれるヒスタミンという物質を摂取し中毒を起こしたことを指しています。ヒスタミンは腹痛や嘔吐/下痢/じんましん/顔面の腫れなどアレルギーに似た症状を引き起こし、「ヒスタミン中毒」またの名を「アレルギー様食中毒」とも呼ばれています。症状が出るのは早くて食後2,3時間。大抵の場合は一日以内に治ってしまいますが、希に呼吸困難や意識消失など重症化...

サバは足が速くあまり刺身で食べられることがありませんが、新鮮なものなら刺身でも美味しくいただけます。実際福岡などサバの刺身を販売している地域はあります。しかしあまり広まらない理由には、上述した通りサバは足が速く、生食可能なほど新鮮な状態での広範囲輸送が困難なこと寄生虫が潜んでいることが多いことなどが挙げられます。サバ刺は寄生虫リスクで危険かサバに潜む寄生虫アニサキスは人体に有害です。(詳しくは下記...

食べたものが原因で免疫反応で、皮膚、消化器、呼吸器・目、鼻などに各種症状が現れることを食物アレルギーといいます。私たちの体に生まれつき備わっている「異物を排除する仕組み」であり、動植物由来のたんぱく質がその異物対象とされることが多いです。なんの食材がNGかは、個々によって異なり、それがサバの可能性も勿論あります。アレルギーでは体質や年齢などにより個人差はありますが、主に次のような症状が現れます。皮...

サバも火を通したものをたまにあげるくらいなら問題ありません。しかしあげすぎは問題ありそうです。サバには不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。これは人間にとっては脳の働きをよくしたり、血をサラサラにしたりなど、良いことづくめとされます。不飽和脂肪酸の採りすぎに注意ただ不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)は体内で分解される際、ビタミンEを大量に消費し、それにより犬や猫はビタミンE不足になりやすく、黄色脂肪...

サバのような脂多めの赤身魚は、離乳食完了期(1歳~1歳6ヶ月)から食べさせたほうがいいみたいです。サバは消化酵素が強いことから、腐敗しやすく中毒者を起こす例が少なくないことから、ある程度免疫力がつくまで待ったほうが良いと思います。アレルギーの心配について産婦人科の先生の指導や母子手帳の記述などを参考にすることは大前提ですが、まずもって念頭においておきたいのは食物アレルギーについてです。サバは大丈夫...

ヒスタミン食中毒とは、ヒスタミンが高濃度に蓄積された食品を食べることにより、皮膚、消化器、呼吸器・目などに各種症状が現れる食中毒のことを言います。そしてサバを食べてこのヒスタミン中毒にかかる例はまれにいます。アレルギーと似たような症状が現れますが、発症のメカニズムは異なります。ヒスタミン中毒の原因ヒスタミンは、タンパク質を構成するアミノ酸の一種である「ヒスチジン」に対して「ヒスタミン産生菌」(海水...

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言うことわざがありますが、何事も度が過ぎるのは、足りないのと同様、良くありません。健康に良いとされるサバも例外ではありません。サバには比較的脂質が多い文部科学省が公表している『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』の日本食品標準成分表(魚介類)によると、焼いたマサバの切り身(可食部100g)に含まれる脂質は22.4gとなっています。他の主な魚と比較してみると、脂質...

秋に獲れた脂ののったサバを塩焼きにしたり味噌煮にしたりすると大変美味しくいただけますが、特にダイエット中に気になるのは、その脂。一般的に、脂質はとり過ぎると肥満になりやすいとされますが、ダイエット中サバはNGなのでしょうか。サバに含まれる脂質と推奨摂取量文部科学省が公表している『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』の日本食品標準成分表(魚介類)によると、焼いたマサバの切り身(可食部100g)に...

妊娠中には、胎児の発育に悪影響として、水銀の含有量が多い食材の摂取はNGとされています。水銀が多い食材といえば魚介系に多く、具体的にはマグロ、クジラ、イルカなどですね。大衆魚の一つであるサバに関しても、水銀を心配する声がありますが、厚生労働省が出している、妊婦が控えた方が良い魚のリストにサバは含まれていません。1日に食べ過ぎない限りは特に食べても問題ないでしょう。水銀よりも注意すべきことサバに関し...

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