サバの食べ過ぎは健康に悪い?

サバの食べ過ぎは健康に悪い?

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言うことわざがありますが、何事も度が過ぎるのは、足りないのと同様、良くありません。

 

健康に良いとされるサバも例外ではありません。

 

 

サバには比較的脂質が多い

文部科学省が公表している『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』の日本食品標準成分表(魚介類)によると、焼いたマサバの切り身(可食部100g)に含まれる脂質は22.4gとなっています。他の主な魚と比較してみると、脂質が多めに含まれていることがわかります。

 

焼いた魚(可食部100g)に含まれる脂質の量

  • マサバ…22.4g
  • めざし…15.0g
  • マダイ…12.0g
  • シロザケ…5.1g

 

日頃、通勤・買物・家事・軽いスポーツなどをされている30~49歳の日本人の場合、脂質の目標摂取量をグラム換算すると、男性の場合60~90g、女性の場合44~67gあたりが望ましい量ということになります(厚生労働省の『日本人の食事摂取基準」(2015年版)』で定められた推定エネルギー必要量をもとに、脂質1グラムあたり9kcalで換算)。

 

とり過ぎると肥満になりやすくなるとされる脂質ですが、これなら、マサバ100gを食べても、ただちに脂質の過剰摂取ということにはなりません。ただ、運動不足であったり食べすぎたりすると、肥満につながるおそれはあります。

 

EPA/DHAの過剰摂取による弊害

EPA/DHAを合わせて、欧州では1日5g、アメリカでは3gまでの摂取は特に問題ないとされているようです

 

日本では厚生労働省が1日1g以上の摂取を推奨するのみですが、過剰摂取すると、吐き気、下痢、鼻血などの症状が現れるとの報告もあるようです。

 

EPA/DHAは体内で分解される際、ビタミンEを消費するのでその影響でしょうか。

 

犬や猫は不飽和脂肪酸の過剰摂取は、黄色脂肪症という炎症を引き起こす為NGとされています。

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