サバは糖質制限中の食事としてどう?
糖質は本来、身体にとって重要なエネルギーの素であり、不足すると、体力が低下したり疲れやすくなったりして、健康的な生活の妨げになります。
しかしながら過剰にとると、肥満や、糖尿病などの生活習慣病になったり、その症状を悪化させたりするため、摂取量を適切にコントロールする必要があるのです。
サバは糖質制限中の食事に向いているの?
一般的には、糖質制限中の食事としては、糖質の摂取をできるだけ少なくする一方、たんぱく質の摂取をしっかり行うことが推奨されています。
文部科学省の『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』を見ると、マサバ(可食部100g)を焼いた切り身に含まれるたんぱく質は25.2gとなっています。
20~59歳の日本人が1日当たりに摂取するたんぱく質の推奨量は男性が60g、女性が50gとされていますので(厚生労働省の『日本人の食事摂取基準」(2015年版)』による)、マサバ100gを食べるだけで、女性だと1日あたりの摂取推奨量の半分以上が摂れる計算になります。
脂質も摂取できる
また、糖質制限では、エネルギーの素となる糖質の摂取を少なくすることから、その代替として、上述のたんぱく質のほか、脂質も適度に摂る必要があります。
マサバ(可食部100g)の焼いた切り身には、脂質が22.4g含まれていますので、この条件もクリアしていますね。
そもそもサバは魚の中でも脂が多くジューシーとして有名です。これはサバが大規模回遊を行う性質上、より多くのエネルギーを蓄える必要がある為です。
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