サバの刺身は危険?焼けばOK?寄生虫「アニサキス」対策
サバは足が速くあまり刺身で食べられることがありませんが、新鮮なものなら刺身でも美味しくいただけます。
実際福岡などサバの刺身を販売している地域はあります。
しかしあまり広まらない理由には、
- 上述した通りサバは足が速く、生食可能なほど新鮮な状態での広範囲輸送が困難なこと
- 寄生虫が潜んでいることが多いこと
などが挙げられます。
サバ刺は寄生虫リスクで危険か
サバに潜む寄生虫アニサキスは人体に有害です。(詳しくは下記の補足をご参照を。)主に内臓に潜みますが、筋肉にも侵入していることがあります。
水揚げしてから時間がたてばたつほど、アニサキスは内臓から身のほうに移動していきます。
その為刺身で食べるなら、出来るだけはやくさばいて内臓をとりだす必要があり、海側の一部地域に限られているのはそれが理由です。
アニサキスの害:
アニサキスの幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍や加熱のものを含む)で食べることで、 アニサキスの幼虫が人の胃壁や腸壁に刺入し、食中毒(アニサキス症)を引き起こすことがあるとされています。症状としては、みぞおちに激しい痛み、吐き気、嘔吐が生じたり、激しい下腹部痛、腹膜炎があり、食後数時間後から十数時間後に生じ、数日後に生じる場合もあるようです。
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