猫や犬に生魚(刺身)をあげても大丈夫なのか
魚を食べたり調理していると、犬や猫などのペットがねだってくることもあると思います。
しかし元々陸地の生物を狩っていた犬や猫。人間が大丈夫だからといってあれこれあげていると、高確率で体調を崩します。
基本的に生魚はNG
生魚には「チアミナーゼ」という酵素が含まれているのですが、この酵素には犬や猫にカッケのような症状を引き起こすリスクがあります。摂り過ぎると命に関わることも。
チアミナーゼは貝類、甲殻類(エビやカニ)、魚類(主に淡水魚)などに多く含まれているので、これらは生で与えないようにしましょう。
加熱してから与えよう
加熱すればチアミナーゼは失活します。魚介系を与えるのなら、焼く・茹でる・蒸すなどして十分に加熱したものを与えると安心でしょう。
刺身でもあげていい魚
チアミナーゼの少ないマグロやタイ、カンパチなどは少量なら生で与えても問題ないようです。あげすぎはNGです。
また与えるとしても必ず生食用のものを与えることと、少量でも体調を悪くする場合もあるので食べた後に異常が現れないかチェックしておくことが大事です。
その他の注意点
- 皮や小骨をとって、細かくほぐしてからあげましょう。もちろん塩分はNGです。
- 鮮度の悪い魚は加熱していたとしても嘔吐や下痢をすることがあるので新鮮なものをあげてください。
|
|