魚の食べ過ぎは健康に害か?
「魚は健康に良い」ということは魚が嫌いな人も好きな人も言うまでもなくわかっていることだと思います。
しかし体にいいからって食べ過ぎても大丈夫なのでしょうか?
食べ過ぎによる害とは
お魚はDHAやEPAなど体にいい栄養がたくさん含まれていることは事実です。
ですがやはり物事には限度というものがありますよね。
お魚も同じでたくさん食べ過ぎると逆に害になってしまうので、頻度を考えて食べることが大事でしょう。例を以下でご紹介します。
魚の食べ過ぎで尿管結石になる!?
日本で最も有名な魚類学者といってもいい「さかなクン」は、2012年末に「尿管結石」で入院したことがあります。そしてその原因は魚の食べ過ぎだと言われています。
実はイワシ・アジ・アナゴ・ウナギ・カツオといったプリン体を多く含む魚介を食べ過ぎると、尿酸がたまり結石ができやすくなるといわれているのです。なのでプリン体が多く含まれる魚に関しては食べ過ぎに気を付ける必要があります。
ウニやイクラ、かずのこといった魚卵系はプリン体が多いので、食べ過ぎは控えなければなりません。
たくさん食べるのなら、プリン体の少ないブリ・サケ・アユ・ヒラメなどがおすすめです。ウナギのような例外はあれど比較的白身魚のほうがプリン体が少ない傾向にあります。
食べ過ぎは太る?
魚は肉と違って太らないと思っている人が多いかもしれません。
たしかに比較的低カロリーで太りにくくはありますが、どんな淡泊な魚でも食べ過ぎれば太ります。
とくにマグロ、ブリ、はまち、あなごなどカロリーが高く比較的太りやすい魚といえます。
妊婦さんに注意してほしい魚も
妊婦さんは食べてたくさん栄養をとらなければならないので食事には気を使うでしょう。栄養価の観点からできるだけ魚を食べようという方も多いでしょう。
しかしマグロなどの大型魚(いわゆる食物連鎖の最上位にいるような魚)は食べ過ぎに注意してください。大型魚には「メチル水銀」という成分が蓄積しています。
赤ちゃんへの影響を考えると適度な量(週に1、2回1人前を食べる程度)にとどめておいたほうがいいでしょう。
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