魚介系で蕁麻疹:原因や対処法
魚介系の食品を食べて蕁麻疹が出たという方へ。考えられる原因としては主に以下の通りです。
考えられる原因1:アニサキス
アニサキスというと下痢や腹痛、嘔吐などのイメージが強いかと思いますが、蕁麻疹が主症状となる「アニサキスアレルギー」を発症することもあります。アニサキスアレルギーの場合、蕁麻疹の他に呼吸不全や意識消失などのアナフィラキシー症状がでた症例もあるそうです。アニサキスは人間の体内では生きられませんので、放置しても勝手に死にますが、しぶといと4日くらいは生きています。なので症状に耐えられない場合、医療機関で摘出してもらいましょう。
考えられる原因2:アレルギー
魚介系がアレルゲンとなって蕁麻疹がアレルギー症状として出る可能性もあります。具体的なアレルゲンの特定には、どのような魚をどのような調理法で食べたのか、具体的な症状などの情報が必要になります。もしも自分が魚介アレルギーだと思ったら、記録をつけてから医療機関にあたるようにしましょう。
考えられる原因3:ヒスタミン中毒
症状が似ている為、魚介アレルギーと間違いやすいのがヒスタミン中毒です。ヒスタミン中毒は古い魚や干物を食べたときになるので、魚介系がアレルゲンとなり発症する魚介アレルギーとは違います。症状的には蕁麻疹だけでなく、顔面や耳たぶが赤くなるのが特徴です。生の魚を常温で放置しない、干物もきちんと冷凍庫保存する、なるべく早く食べるといった対処で予防が可能です。
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