魚介類アレルギーの原因
魚介系の食品でアレルギー反応がでてしまうという人は少なくありません。何か強い免疫反応を引き起こす原因となる物質(アレルゲン)が、魚介に含まれているのです。
アレルゲンとなる物質
◆パルブアルビミン(サケ,サバ,マグロ等)
まず考えられるのは「パルブアルブミン」というタンパク質。これは魚の筋肉を構成する物質なのですが、加熱するとアレルゲンになりやすくなるという性質があります。この物質はサケやサバ、マグロに多いです。
◆トロポミオシン(甲殻類,イカ,タコ等)
甲殻類やイカ、タコに含まれている「トロポミオシン」というタンパク質もアレルゲンになりやすいです。この物質は非加熱でもアレルギーを引き起こします。ただ、カニはダメだけどイカは食べられるなどトロポミオシンの種類によっては症状がでないこともあります。
またこのほかにも魚の皮や骨、ウロコなどを構成するコラーゲンもアレルゲンになる可能性があります。
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