死んだアサリの見分け方は?
加熱しても口が開かないアサリは、死んでいるから食べてはいけない、と教わったことがあると思います。
まれに、生きていても開かないことがありますが、やはり食べない方が無難でしょう。
他にも、死んだアサリを見分ける方法があります。これから、それらをご紹介します。
加熱前の見分け方
死んだアサリが混ざったまま加熱調理すると、料理全体に生臭さが残ってしまう恐れがあります。
できれば加熱前に、死んだアサリを取り除いておきたいもの。以下にご紹介する方法を試してみましょう。
- アサリは外部からの刺激を感じると、身を守るために口を閉じます。その習性を利用して見分けます。ボウルなどの中に水とアサリを入れ、刺激を与えるためにかき混ぜます。この時点で口が閉じているものは、生きていると判断します。口が開いていたり、水管が外に出ていたりする場合は、指で強めに触れてみましょう。動きがない場合、アサリは死んでいます。
- 水の中でアサリ同士を擦り合わせます。力を加えることで口が開いてしまうなら、そのアサリは貝柱の機能が上手く働いていません。死んでいると判断できます。
- 生臭いにおいがするものは、死んで身が傷んでいる証拠です。取り除きましょう。
加熱中の見分け方
水温が50度くらいになると、生きているアサリは口を少し開きます。その後水が沸騰して完全に火が通ると、大きく口が開きます。
一方、死んでいるアサリは、沸騰するまで口を開くことはありません。
加熱中に、鍋の蓋を開けてアサリの状態を見てみましょう。殆どのアサリが半開きになっているのに、口を閉じたままのものがあれば、それは死んでいます。
鍋から取り出し、生臭さで料理の味が落ちてしまうのを防ぎましょう。
死んだアサリを見分けるのは、なかなか難しいものですが、加熱して口が開くなら、そのアサリは食べても大丈夫です。
開かないものは、死んで傷んでいる可能性があるので、無理にこじ開けて食べるのはやめましょう。
|
|