砂ゼロアサリの特徴

砂ゼロアサリの特徴

皆さんは「砂ゼロアサリ」と呼ばれるアサリがあるのをご存知でしょうか。 新聞で取り上げられるなど注目を集めつつあるアサリなのですが、ご存知 ない方のために、ここでご紹介したいと思います。

砂ゼロアサリとは 砂ゼロアサリとは

熊本県上天草市にある「合同会社FUバイオカルチャ ー」の藤芳義裕(ふじよしよしひろ)氏が考案した、砂を使わないアサリ の養殖技術により育てられたアサリのことです。 潮干狩りなどで見られる ように、普通のアサリは砂の中に潜って暮らしています。 一方、砂ゼロ アサリは、干潟などではなく、陸上にあるラック式育成装置(タンスの 引き出しのように、育成箱が数段収められています)や洋上イカダから 吊るされた網の中などで育ちます。 この養殖技術では砂は用いません。 同社製の海水殺菌ろ過システムで無菌化された海水の中で採卵や孵化した 幼生の育成が行われ、一定の大きさになると、通常の海水の中で育成され るようになります。

砂ゼロアサリの味

砂ゼロアサリは、養殖の際に砂を使わないことから、食べた時に感じるこ とがある、あのジャリジャリとした嫌な食感が無いとされています。 また、 味も高い評価を受けているようです。 味に関して、藤芳氏が取材を受けた 際に語った話が掲載された新聞記事によると、「水底でプランクトンの 死骸も食べている通常のアサリと違って、水中で生きたプランクトンしか 食べない」のが、砂ゼロアサリの味が良い理由のひとつのようです。
(毎日 新聞 2017年1月5日)。 「砂ゼロアサリ 味も上々、博多の特産物に…今秋試験販売へ」
アサリの砂抜きには多少手間と時間がかかりますが、砂ゼロアサリのよう に、身に砂が入っておらず、なおかつ味が良いということであれば、もう 言うこと無しですね。
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