クラゲの天敵アオミノウミウシとは
クラゲはその幻想的な姿から、最近では水族館での展示やペットとしても大変人気があります。
そんなクラゲですが、毒を持つ大変危険な生物でもあります。ですがそんなクラゲにも天敵がいます。
今回は、クラゲの天敵である、アオミノウミウシについてご紹介いたします。
アオミノウミウシとは
アオミノウミウシとは、軟体動物門腹足網裸鰓目アオミノウミウシ科に属する、ウミウシの一種です。
体長は2cm~5cmほどで、青と銀白色の美しい色をしています。
ですが、アオミノウミウシには毒があるため、気を付ける必要があります。
アオミノウミウシはハワイ原産で、温帯から熱帯の海域に生息しており、日本では南西諸島や小笠原諸島といった、沖縄近辺で生息しています。
毒のクラゲも捕食する
アオミノウミウシは、猛毒を持つクラゲで知られる、カツオノエボシも食べてしまいます。
カツオノエボシは人が刺されると死んでしまうこともあるほどの毒を持っていますが、アオミノウミウシには効きません。
アオミノウミウシはカツオノエボシを食べるときに、カツオノエボシが持っている毒針入りの刺胞を自分の体内に取り込み、自分の身を守るために使用するのです。
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