アカクラゲの生態

アカクラゲの生態

クラゲは、日本では昔から食用にされるなど、日本人にとって大変身近な存在です。

 

日本近海に生息するクラゲは200種類と言われ、実にたくさんのクラゲが生息しています。

 

今回はそんなクラゲの中から、アカクラゲの生態についてご紹介いたします。

 

 

アカクラゲとは

アカクラゲとは、鉢虫綱のヤナギクラゲ属に属するクラゲの一種で、日本近海の北海道以南に広く分布しています。

 

ちなみにアカクラゲには「ハクションクラゲ」という別名もあります。アカクラゲは、乾燥下におかれると毒性のある刺糸をまきちらします。この刺糸が人の鼻に入るとくしゃみを引き起こすことからそう呼ばれているのです。

 

アカクラゲの生態

アカクラゲは、水深3m前後の表層域を単独で遊泳し、春~夏に普通に見られるオキクラゲと言われるクラゲの仲間です。

 

◆傘の特徴
外傘上に16条の褐色の条紋があり、傘の縁が48弁に分かれています。

 

◆大きさ
大きさは、傘が直径9cm~12cmが平均的ですが、これをはるかに上回る大きな個体も確認されています。

 

◆触手
感覚器は合計8個あり、各8分画から5~7本ずつ、合計で40~56本伸びる、2m以上の長さを持つ触手があることもアカクラゲの特徴です。また、アカクラゲの口腕は4個あり、非常に長いリボン状をしていて、色は淡褐色です。

 

◆毒
アカクラゲの触手の刺胞には強い毒があり、刺されると強く痛むため、注意が必要です。

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