エチゼンクラゲとビゼンクラゲの違い
中華料理の前菜として、定番の食材でもあるクラゲ。
そんな食用のクラゲの中で有名なのが、ビゼンクラゲとエチゼンクラゲです。
そこで今回は、ビゼンクラゲとエチゼンクラゲの違いについてご紹介いたします。
エチゼンクラゲとビゼンクラゲの生物的な違い
エチゼンクラゲとビゼンクラゲは共に、刺胞動物門鉢虫綱根口クラゲ目ビゼンクラゲ科に属しているため、クラゲの種類としては近い位置にいることになります。
エチゼンクラゲは、傘の直径が2m、体重150kgに達しますが、ビゼンクラゲ傘の多きさは40~50cmで、重さも10㎏程度です。
大きな個体でも、せいぜい80㎝、体重20㎏程度のため、大きさにはかなり差があります。
また、ビゼンクラゲは日本が原産ですが、エチゼンクラゲは黄海や渤海であると考えられています。
食材としての違い
ビゼンクラゲは食感が良く、クラゲの中では最高級品に分類されています。
また、ビゼンクラゲは中国ではあまり取ることができないため、希少性という観点からも高級食材として流通しています。
一方、エチゼンクラゲは、中国でも多く漁獲され、食感もビゼンクラゲに劣ることから、値段はビゼンクラゲよりも安く取引されています。
エチゼンクラゲもビゼンクラゲも食用としれ利用されますが、扱いにはかなり差があります。
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