エチゼンクラゲの生態
日本では昔から食用として食べられてきたクラゲ。中華料理でも、前菜として、定番の食材でもあります。
そんな食用として食べられているクラゲに、エチゼンクラゲがいます。
今回は、食用としてもお馴染みの、エチゼンクラゲの生態についてご紹介いたします。
エチゼンクラゲの生態
エチゼンクラゲは、刺胞動物門鉢虫綱根口クラゲ目ビゼンクラゲ科エチゼンクラゲ属に属する大型のクラゲです。
国内では東シナ海から日本海にかけて生息しています。本来の繁殖地は黄海および渤海であると考えられており、ここで発生したエチゼンクラゲが海流に乗って日本海に入ってくると言われています。
エチゼンクラゲは小型の動物性プランクトンを主な餌としており、毒の触手を利用し捕獲します。
毒性はそこまで強くないため、活発な魚は捕まえることはできないようです。
それでも人間が刺されると、皮膚がかゆくなったり腫れたりするため、注意が必要です。
エチゼンクラゲの最大の特徴は、何といってもその大きさで、傘の大きさは1メートル以上、大きいもので2m近くになるとされています。また、重さは150~200kg位にもなる個体もあります。
エチゼンクラゲの名前の由来
上記のように、特に福井県(越前国)にのみ生息しているわけはないが、福井県水産試験場で採取された個体が、初めて他とは違う種類であることがわかったことと、ビゼンクラゲに似ていることから、エチゼンクラゲという名前がつきました。
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