カツオノエボシの生態
日本では各地でクラゲが生息しており、食用としても利用されてきました。
ですが、海ではクラゲによる被害が毎年多数報告されており、注意しなければいけない生物です。
今回はそんな注意が必要なクラゲの一種である、カツオノエボシについて、ご紹介いたします。
カツオノエボシとは
カツオノエボシは、クダクラゲ目カツオノエボシ科に属する刺胞動物で、触手に非常に強い毒を持っています。
電気くらげという名はこのクラゲに人が刺されると、電撃が走ったかのうような痛みを感じることに由来しています。
刺された人の死亡例も報告されている恐ろしいクラゲです。
カツオノエボシは、本州の太平洋沿岸に、カツオが到来する頃に日本に接近し始めることと、見た目が烏帽子に似ていることから、カツオノエボシと呼ばれるようになりました。
カツオノエボシの特徴
カツオノエボシはミズクラゲやエチゼンクラゲなどの一般的なクラゲとは違い、ヒドロ虫の仲間に属しています。
1個体ではなく、たくさんのヒドロ虫が集まって形成された群体であることは、あまろ知られていません。
|
|