ウナギの色が黒いのは日焼けのせい?
成体うなぎは黒い体色をしていますが、生まれた時から黒色をしているわけではありません。成長に伴い変化していきます。
海で生まれてすぐのレセプトファルスの時点では透明色をしています。
川に遡上する頃には、シラスウナギと呼ばれる稚魚に成長していますが、体色はまだ透明のままです。
うなぎの体色の変化は、川にたどり着いてから始まります。
まず腹が黄白色に変わり、その後成長に伴い徐々に体が黒ずんでいき、5年もたてば私たちが見知った黒色のうなぎとなります。
うなぎが変色する理由
うなぎの色が黒色に変化するのは、紫外線の影響です。黒色はメラニン色素によるものなので、人間の日焼けと全く同じ現象と思ってもらっていいでしょう。
海を回遊している間は、深海におり、紫外線による影響をあまり受けませんが、深さのない川に遡上してからは、紫外線による影響を強く受けます。
紫外線の悪影響を防ぐ為に、うなぎの皮膚ではメラニン色素が活発につくられ、外皮を黒色に変色して紫外線によるダメージをカットしているのです。
養殖の鯛が黒いのも同じ理由です。生け簀は深度がないので、紫外線の影響を受け日焼けしてしまうのです。
|
|