うなぎがかかる病気
うなぎも人間と同じように、病気にかかります。うなぎがかかりやすい病気の種類や治療法、予防法などについて紹介していきます。
どのような病気にかかるのか
うなぎがかかる病気は、大きく分けて細菌病と寄生虫病の2種類があります。
細菌病
細菌病の代表例は、「カラムナリス病」といわれる病気です。その病状は部位によっても異なりますが、たとえばヒレに発症した場合は、まずヒレが充血し、次第に溶け、やがて全てなくなってしまいます。
また口に発症した場合も、口先から炎症を起こし、やがて発生部位が壊死し、うなぎ自体も死に至ります。
寄生虫病
他方、寄生虫病の代表例は、「白点病」といわれる病気です。主な症状としては、魚の表面に白点が付いていき、日が経つごとに白点の数が増えていきます。やがて、白点がエラなどに付着すると、呼吸困難を起こして死んでしまいます。また、白点病に罹った魚は痛み、かゆみを感じるともいわれています。
病気の治療法
主な治療法としては、温度調整や塩水浴、薬剤治療などの方法があります。
このうち、温度調整や塩水浴などの方法では、外部の環境を変えることでうなぎに寄生した寄生虫や細菌などを殺菌、除去する目的があります。
また、薬剤治療では、病気にかかったうなぎを別の水槽に移し、その中に薬剤をいれて治療※を行います。
※ただし、食用うなぎの場合は、薬剤が人間に影響を及ぼす可能性も考えられるので、薬剤治療はあまり積極的に行われません。
病気の予防法
うなぎを飼育する場合、一番の予防法はやはり、飼育環境を清潔に保つことです。特に水の入れ替えや掃除をこまめ行うことが重要です。
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