シジミとアサリの違い:栄養/味/値段/大きさ等
シジミもアサリも私たちに馴染みの深い食材ですが、身近であるにもかかわらず あまりよく知らない点などがあるかもしれません。
そこで、シジミとアサリには どのような違いがあるか、ここで簡単に整理してみましょう。
大きさの違い
シジミもアサリも、1対2枚の三角形に近い楕円形をした貝殻を持つ二枚貝です。
シジミは殻長 3cm、殻高は2.5cmほどです。 アサリの殻長は4cm、殻高は3cmほどです。 アサリのほうが一回り大きいです。
- 殻長(かくちょう)…貝殻の左右の最大幅のこと。
- 殻高(かくこう)…2枚の 貝殻のつなぎ目がある貝殻の上端から下端の最大幅のこと。
値段の違い
総務省統計局が公表している『家計調査』(2016年。1世帯当たり年間の 支出金額、購入数量および平均価格)によると、シジミは100gあたり 144.73円支出しているのに対して、アサリは104.17円となっています。
ちなみに、全国の漁獲量(2016年)を見てみると、シジミは9,583 トンなのに対して、アサリ類は8,500トンとなっています(農林水産省の 『平成28年漁業・養殖業生産統計』による)。
2016年の漁獲量だけから判断 すると、アサリの方がシジミより高くなりそうなものですが、2015年以前は、 シジミよりアサリの方が多く漁獲されており、2014年以前は、アサリはシジ ミの2~4倍以上の漁獲量がありました。
このことが、シジミがアサリより高い 要因のひとつとなっているのかもしれません。
栄養の違い
文部科学省が公表している『日本食品標準成分表2015版(七訂)』の日本 食品標準成分表(魚介類)によると、三大栄養素については、アサリよりもシジミの方に多く含まれていることがわかります。
また、カロリーもシジミの方が高めです。 ただこれはあくまで100gに合わせた場合です。
味の違い
少し意外な感じがしますが、海に棲むアサリよりも淡水に棲むシジミの方が塩分 が多く含まれています。
なのでシジミで料理を作る際は、少し塩気薄めでいいかもしれませんね。
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