シジミ採りに必要な道具や服装は?
シジミは、日本各地に生息していますが、シジミ採りは、潮干狩りでアサリ を採るのと比べると一般的とは言えないかもしれません。
そこでここでは、 シジミ採りに必要な道具や服装についてのお話をしたいと思います。
なおシジミにはいくつかの種がありますが、ここでは淡水と海水が混ざる汽水域を好んで生息し、日本で広く食用とされている「ヤマトシジミ」を例に お話を進めます。
シジミとアサリの比較
シジミとアサリは生息域は多少異なる※ものの 砂泥でできた水底やその中に潜って暮らしているという点では同じです。
※ヤマトシジミは河口や海とつながった湖といった塩分濃度が1%弱程度の汽水域、アサリは淡水の影響のある塩分濃度が3%程度の海の浅瀬を好んで生息します
シジミやアサリを採るときは、干潮の影響で干潟になったり水深が浅くなったりした場所を中心に採る点でも共通します。
また遊漁規制が無い ところであれば通年採ることができるという点でも同じです。
必要な道具一覧
シジミもアサリも、採るために使う道具や服装は基本的には同じと考えて 良いでしょう。
潮干狩りでアサリを採った経験がある方は比較的多いと思われますが、その際に使った道具や服装は主に次のようなものではないでし ょうか。
- 熊手やスコップ ・バケツや採った貝を入れる網
- 軍手やゴム手袋 ・日焼け止めクリームや紫外線よけ(アームカバーやネックガードなど)
- タオル
- ビニール袋
- 水筒
- レジャーシート
- 折り畳み椅子
- 帽子
- 長袖シャツ
- サーフパンツ
- 防水ウェーダー(比較的寒い時季に、水中に入る場合)
- サンダル
- サングラス
- 潮見表(干潟になったり水深が浅くなる干潮時を調べるため)
- クーラーボックスと保冷剤 ・傷薬や絆創膏
シジミ採りで使えないことがある道具
上記の具体例であげた道具のうち、シジミを採る際に、熊手やスコップの使用が禁止されていることがあるので注意してください。
また、熊手や スコップの使用が許可されている場合でも、その形状に制約がある場合も あります。
これらは、採り過ぎを防止することなどを目的としてとられて いる措置です。
シジミを採ることができる水域には、漁業権が設定されている場合があり、 遊漁可能な場合でも一定のルールに従って行う必要があります。
また、 このルールは年によって変わることがあります。
出かけようとする水域を所管する都道府県や漁業組合などが提供する最新情報をあらかじめ確認したうえ、ルールを守ってシジミ採りを楽しんでください。
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