シジミ採りのコツは?:なかなか取れないという方へ…
シジミを効率的にシジミを採るためには、次のポイントを押さえておくと良いでしょう。
潮の満ち引きの状態を把握しておく
ヤマトシジミは、潮の満ち引きの影響を受ける汽水域に棲んでいます。
効率良く採るために、潮が引いて採りやすくなる日や時間帯を押さえておきましょう。
大潮の日は干潟が広がりやすいので狙い目でしょう。潮の満ち引きの時間帯は、釣具店などで売られている「潮見表」で確認できます。
また時間帯だけでなく、干潮時に干潟がどこまで広がるかも、あらかじめおさえることができればベターです。
浅く広く探る
シジミが最も多く見られる砂泥の深さは0~5cmほどなので、深く掘ってもあまり意味がありません。干潟や浅瀬を浅く広く探りましょう。
砂を薄く削るように探る
シジミは小さな貝なので、深くざっくりと掘り起こすように探ると砂に紛れて見落としてしまうおそれがあります。砂底を薄く削るようにして探りましょう。
適度な濁りのある水域で採る
シジミの餌となる珪藻などの植物プランクトンや浮遊有機質は、水に濁りをもたらします。
裏を返せばこの濁りがあるところは餌が豊富でシジミが多く棲んでいることが期待できます。
ただし濁りがきつすぎ るところは、水中が低酸素状態になっているおそれがあり、シジミも棲めませんので避けるようにしましょう。
海に近すぎる水域は避ける
シジミの生息域は海水の影響を受けていますが、上述の通り塩分濃度は海水よりも低くなっています。
シジミは、塩分濃度が高い水域では 棲むことができませんので、あまり海に近すぎる水域は避けた方が良いでしょう。
使用できない道具もある
使う道具にも注意が必要です。
シジミを採る際に、熊手やスコップの使用が禁止されていることがあります。
また熊手やスコップの使用が許可されている場合でもその形状に制約がある場合もあります。
これらは、 採り過ぎを防止することなどを目的としてとられている措置です。
マナーや遊漁規則などルールをきちんと守って、シジミ採りを楽しんでください。
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