魚,食べ方

イカとコレステロールについて

一般にはイカはコレステロールが高い食べ物だというイメージが強いかもしれませんね。

 

そのためにイカを食べると血液中のコレステロール値が上昇するため、コレステロール値が高い人はイカを控えるべきと考えられていたのです。

 

実際はどうなんでしょう。気になるイカとコレステロールの関係を紹介していきます。

 

 

イカに含まれるコレステロール量はどれくらい

イカに含まれているコレステロールの値を調べてみると、生のスルメイカ100グラムあたり270mgほどです。
イカ一杯は300gで計算すると、810mgのコレステロールが含まれることになります。
数値だけ見るとイカはコレステロールの値が高めの食材です。
イカを食べる場合にはこの値の4割から6割が身体に吸収されます。
しかしコレステロールは体内の肝臓でも合成されているので、食事から吸収する割合はあまり高くはありません。
食事から吸収される量よりも、体内で合成されるコレステロールの方が高い割合です。
イカを含め食品のコレステロールが、血中コレステロール値の上昇と直接関わっているわけではないのです、。

 

イカに含まれる栄養素の効果

イカの代表的な栄養素としてタウリンがあります。
栄養ドリンクの成分として有名な栄養素で疲労回復効果もあります。
タウリンは血圧低下に役立つ上に、コレステロールの代謝促進の働きがあります。

 

またDHAとEPAもイカには含まれているため、血液中の血栓を予防する働きがあります。
悪玉コレステロールを減少させる効果もあるので、イカは身体に役立つ栄養素を多く含んでいます。

 

このようにイカには様々な栄養素が多く含まれています。
コレステロールの値よりも栄養素の働きに着目し、こまめに摂取しましょう。

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