イカの寄生虫は加熱・冷凍しても死なない？

最近、魚についていた寄生虫で食中毒を起こした例が新聞やテレビで話題になりました。
イカも例外ではありません。他の魚と同じように寄生虫がついている可能性があります。
寄生虫によっては人への影響がほとんどないものもあります。
しかし一部の寄生虫は人へ害を及ぼすことで有名です。

イカの寄生虫としてあげられるのは、アニサキスとニベリニアです。
特にアニサキスが寄生した魚を人間が食べると、激しい腹痛や吐き気、下痢などの症状を起こすことがあります。。
体長2～3cmほどのアニサキスが人の身体に入って胃や腸を破ってしまうこともあるため、医師の診断が必要になります。

一方、ニベリニアはアニサキスほど人への影響はありません。
米粒状の寄生虫なので、イカに寄生すると見た目が気持ち悪いです。食べても害はありません。

これらのイカの寄生虫は加熱と冷凍に弱いです。
60度以上温度で1分以上加熱すると、寄生虫を死滅させることができます。
また冷凍の場合はマイナス20度で24時間凍らせると、寄生虫は死にます。

寄生虫による食中毒を防ぐためには、、目視による確認を行い寄生虫を取り除く必要があります。
適正な温度での加熱調理と冷凍保存も、イカの寄生虫を死滅させる重要な方法です。

参考文献：厚生労働省HP「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」

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