タコの生殖・産卵事情
日本では弥生時代から食べられていると言われているくらい、身近な食べ物であるタコですが、タコの生殖や産卵はどのように行うかご存知でしょうか。そこで今回は、タコの生殖や産卵事情についてご紹介いたします。
タコの生殖と産卵
タコのオスは、気に入ったメスを見つけると、数日間メスの住処の周りにいて、他のオスを威嚇しながら、メスに対してアピールをします。そして、メスに選ばれると、生殖行動を行います。
タコには8本の足がありますが、そのうちの1本は交接腕と呼ばれていて、先端が生殖器になっています。この、交接腕をメスの体内に挿入し、オスが精莢を渡すことで受精します。そのため、タコは体内で受精することになります。
タコ産卵と寿命
タコは体内で受精すると、メスは数万個の卵を産卵し、自分の住処の天井などに張り付け、卵を守りながら生活します。
その間メスは、新鮮な海水を住処に送り続け、卵が孵化するまで断食しながら生活します。その後、約一ヶ月程度で卵が孵化し、その後はメスは死んでしまいます。
また、、タコの寿命ははっきりとは分かっておらず、およそ1年~2年程度だと言われています。そのため、タコは生涯に一度だけ産卵することができます。
いかがでしたでしょうか?卵が孵化した後に死んでしまうなんて、少し切ない生き物ですね。
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