タコには骨がないの?
日本人には、大変身近な食材であるタコ。日々の家庭で料理されたり、お酒のおつまみに食べたりと、大活躍の食材ですよね。タコと言えばその独特の歯ごたえが思い浮かびますが、タコの骨はどんな形をしているのでしょうか。今回はタコの骨についてご紹介いたします。
タコの骨は?
タコを買ってきて、ご家庭でさばくという方もいらっしゃると思いますが、タコの骨がどこにあるかご存知でしょうか。
実はタコのような軟体動物には、正確な骨と言われるものは存在しません。
タコと同じ軟体動物である、イカには軟骨があると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、イカの背骨のような軟骨と言われるものは、もともとは、貝殻のような殻だったものが、変化したものと言われています。
分かりにくいですが、タコにもイカと同じように、頭の中には骨のようなものが一本入っています。
タコには、なぜ骨が無い?
タコの祖先は、実は貝の仲間でした。誕生したばかりのころは、殻すらありませんでしたが、外敵から身を守るために、殻を身につけることになりましたが、同時に動きにくいという欠点も持ち合わせました。そこで、タコは殻を捨て、現在のような軟体動物になったと言われています。
タコには骨はありませんが、今でも昔の名残を見つけることができます。
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