山にもカニがいる?陸生のカニについて
日本にはたくさんのカニがいます。食用となるカニだけでも、ズワイガニ、毛ガニ、タラバガニなど大きさも種類も多彩です。
そんな種類の豊富なかにですが、海や川以外にもカニがいるのをご存知でしょうか。
そこで今回は、陸生のカニについてご紹介いたします。
陸上で生活するカニ
カニは海に住んでいる種類が大半ですが、森や干潟にも生息しています。
チゴガニやヤマトオサガニという種類のカニは、干潟に生息しており、一日に8時間以上陸で生活しています。
さらに、アカテガニという種類のカニは、海から遠く離れた森で生活しています。このアカテガニは、さるかに合戦のモデルとなったカニでもあります。
陸生のカニの生態
陸上で生活しているカニも、実はえら呼吸をしています。わずかな水分を繰り返し循環して使うことで、酸素を得ています。
このように循環し得て水を使うと、カニの分泌物が混ざり、粘性が出てきます。これがカニの泡の正体です。
さらに、一部のカニには、えらではなく、肺のようなもので呼吸しているカニもおり、このカニは呼吸に水を必要としません。
このように、陸上で生活しているカニですが、ある時期になると海に出かけてゆきます。
それは産卵のためです。
陸上で生活しているカニでも、産卵は海で行います。
そして、海で孵化したカニの幼生は、数か月たつと海から地上に上がり、陸に住むカニとなるのです。
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