カニのハサミや足は再生する?
カニは日本では昔から食べられており、大変身近な食材です。
川や海など、あちこちで見かけることができます。
そんなカニですが、ハサミや足が再生するという話を聞いたことはありませんか?
そこで今回は、カニのハサミや足の再生について、ご紹介いたします。
カニの自切
動物には、自切と呼ばれる行動をするものがいます。
自切とは、足やしっぽなどの体の一部を、自ら切って、逃げようとする行為の事です。
有名なのは、トカゲのしっぽですが、カニも同じように、身の危険を感じた時に、ハサミや足を切り離して逃げることがあります。
カニの再生
自切した時のカニの断面は、切り離す瞬間に瞬膜という膜ができるため、とてもキレイです。
この瞬膜の中で、はさみや足が少しずつ再生されていき、次の脱皮まで待ちます。
そして脱皮すると、殻の下に合った新しいハサミや足が付いた状態で脱皮してくるのです。
ただし、無限に再生できるわけではありません。カニのハサミや足の再生は、脱皮の時しかできません。
カニの脱皮の回数は、ある程度限られているため、最後まで脱皮したカニのハサミや足は生えてはこないのです。
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