カニが脱皮する理由や脱皮回数について
冬はカニの美味しい時期ですよね。
カニは日本のあちこちで取られ、日本人には大変身近な食材です。
そんなカニですが、成長するに従い脱皮をするのをご存知でしょうか。
そこで今回は、カニが脱皮する理由や脱皮回数についてご紹介いたします。
カニの脱皮の理由
カニは硬い甲羅で覆われています。成長するにつれて、だんだんと体が大きくなっていきますが、硬くなった甲羅は成長しません。
そのため、成長するに従い、硬い甲羅を脱ぎ捨てるのです。脱皮したてのカニは、甲羅も非常に柔らかい状態で、数日たつと硬くなります。
この硬くなる数日間に、カニは大きく成長するのです。
カニの脱皮の回数
カニによて脱皮の回数は様々ですが、ここでは代表的なカニであるズワイガニについて説明します。
孵化したばかりのカニはプレゾエアとよばれ、およそ1時間後には脱皮をします。
次にはゾエア1期と呼ばれる姿になり、1か月後に脱皮しゾエア2期になります。
さらに1か月後には脱皮し、メガロパという幼生になります。メガロパは3ヵ月経つと脱皮し稚ガニになります。
稚ガニは最初のころは1年に数回脱皮を行い、そのうち1年に1回のペースで脱皮していきます。
稚ガニから10回脱皮すると、親ガニになり、これ以降は脱皮を行いません。
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