カニにまつわる慣用句・ことわざなど
カニは昔から日本人に食べられており、大変身近な生き物です。そのため、日本にはカニにまつわることわざや慣用句などが数多くあります。
そこで今回は、カニにまつわる慣用句やことわざをご紹介いたします。
蟹は甲羅に似せて穴を掘る
カニの掘る穴は、自分の甲羅の大きさに合わせて、適切な穴を掘って住むと言うことから、人間も分相の考えや行いをするべきだということ。
蟹の穴入り
蟹が驚いて穴に戻っていく様子から、慌てふためく様子のたとえ。
蟹の念仏
カニが口から、小さい泡をぶつぶつと出している様子が、坊主がぶつぶつと念仏を唱えているように見えることから、小声でぶつぶつとつぶやくことのたとえ。
蟹の横這い
カニが横に歩く姿は、人間からすると奇妙に見えることから、本人にとっては普通なことでも、周りから見ると奇妙に見えることのたとえ。
月夜の蟹
カニは昔から、月夜の晩に脱皮することが多いと言われており、脱皮したてのカニは、身が少なくて美味しくないため、見掛け倒しで、中身がないことのたとえ。
蟹の死ばさみ
カニは、はさみでつかんだものは、死んでも話さないことから、執念深いことのたとえ。
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