ウニのトゲの役割
ウニと言えば、皆さんあのトゲトゲの痛そうな姿を思い出すと思います。
あの鋭いトゲにはいったいどんな役割があるのでしょうか。
トゲはウニを守る鎧
ウニのトゲは当然ながらその身を守る鎧の役割を果たしています。
種類によりトゲの硬さ、長さなど様々ですが、バフンウニにのように短く細いトゲに覆われている種類もあれば、ガンガゼのように長いトゲの先に毒を持つ種類もいます。
またこのトゲは敵に攻撃された時には緩衝材となり、本体を守る役割も果たします。
トゲで歩くウニ
ウニのトゲは皮膚の一部がトゲ状に変化したものです。そのためウニは棘皮動物と呼ばれます。
このトゲは根元が関節と筋肉で繋がっており、意外と柔軟且つ活発に動かすことが出来ます。
このトゲの運動により、ウニは歩き回り海底を移動することが出来ます。
ウニのトゲは光感知センサー
ウニには目に当たる器官はありませんが、実はトゲで光を感知している事がアメリカの大学の調査研究で分かりました。
言わばウニは全身に光センサーをまとったレーダーのようなものです。
ウニはトゲの光感知能力により、周囲の状況を把握しているのです。
ウニのトゲには実はかなり色々な機能があるのがわかりました。
しかしまさかトゲに目の役割まであったとは驚きを隠せません。生物の進化というのは本当に凄いです。
|
|