シラヒゲウニの生態
シラヒゲウニというウニをご存じでしょうか。
ムラサキウニやバフンウニと比べるとそれほど有名ではなく、あまり聞きなじみの無いウニです。
果たしてシラヒゲウニとはどのようなウニなのでしょうか。
シラヒゲウニの特徴
分布は紀伊半島以南という、ムラサキウニやバフンウニなどに比べるとかなり南方系のウニになります。
殻の径は大きいものは10cm㎝程度になり、かなり大型のウニと言えます。
トゲは様々な長さのトゲが入り混じっていますが全体的には短めのトゲと言えます。
色は白いトゲと赤褐色のトゲが入り混じっており、シラヒゲウニの名前の由来となっています。とても美味しいウニです。
シラヒゲウニの生態について
潮間帯に多く生息しており、岩場よりは砂質の底を好みます。
タイドプールやラグーンなど極浅い海に多く生息しています。
奄美や沖縄では重要な食用種となっており、特に沖縄では食用のウニと言えば通常はこの種を指します。
エサは他のウニと同様、海藻類がメインとなっており、水槽内での飼育では壁面のコケなどもよく食べます。
一般的にはあまり有名ではありませんが、沖縄では養殖もされておりかなりポピュラーなウニです。
しかし一時は乱獲により数が激減してしまい、今でも昔に比べると漁獲量はかなり減ってしまったようです。
シラヒゲウニに限らず、目先の利益の為に種を絶滅に追い込んでしまうことは長い目でみれば大変な不利益になると思います。
資源管理をしっかり行い、いつまでも存続してくれることを願います。
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