ウニの繁殖方法や産卵期について
ウニはどのように繁殖しているのでしょうか。
ウニの交尾ってちょっと想像つきませんよね。
何かしらの方法で交配しているはずですが、ここではウニの繁殖方法や産卵期などについてまとめてみました。
ウニの雌雄
外見からはわかりませんがウニにも通常の生物と同じくオスとメスがいます。
他の生物と同様、それぞれの生殖巣で精子と卵子が作られます。
実は普段、我々が食べているウニの身は、この生殖巣の部分になります。
ウニの受精
ウニは繁殖期になると体外受精により交配します。
肛門の周りにある5つの生殖孔からオスは精子を、メスは卵子を放出して体外受精を行います。
これは同じ棘皮動物のヒトデやナマコと同様です。
魚なども一般的には体外受精を行うため、いわゆる交尾はしません。
受精した卵が孵化するとプランクトンのような幼生となり、いくつかの段階を経て我々の知るウニの形に成長します。
ウニの産卵期
ウニの産卵期は種類にもよりますし、地域によってかなりバラツキがあります。
例えばバフンウニの産卵期は地域により12月~4月となっています。
とは言え一般的には春から初夏にかけて産卵期を迎える種類が多く、この産卵期前の生殖巣が発達している時期がウニの旬となります。
ウニの生殖方法や産卵期など、普段はあまり気にした事が無いと思います。
しかし我々はこの繁殖期のウニを美味しくいただいているのです。
命に感謝しながら、美味しくいただきたいものです。
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