サンマの旬の季節は春夏秋冬いつ?それとも1年中?
サンマは7月頃になるとオホーツク海から徐々に南下していき、秋頃(9月~10月中旬)には産卵のため日本海側を通過します。
サンマが秋の味覚とされるのは、この時期のサンマは産卵に備え、栄養を蓄えているので脂が乗っているためです。
旬期以外のサンマについて
サンマ漁は7月中旬から始まり、9月~11月頃に最盛期を迎えます。
サンマの旬は9月以降ですが、7月には「初物」として売り出されます。ただし量も少なく値段も倍以上します。
旬期前(初物)の特徴
初物のサンマは小ぶりで脂の乗りも悪く、値段も高騰していますが、それでもニーズがあるのは縁起が良いとされるためです。
また調理法によっては初物でも十分美味しく食べることができます。
初物には刺身や煮付け、押し寿司、干し物といった調理法が向いているので、仕入れる機会があれば是非お試しください。
旬期後の特徴
また旬以降にとれるサンマは産卵を終え、脂も落ちていきますので、主に加工用として利用されます。
また旬の時期に獲れた冷凍サンマも売られています。
獲ったばかりのサンマを船の中で急速冷凍することが可能なため、9月~10月の脂の乗った美味しいサンマの鮮度を落とすことなく冷凍保存し、出荷することができるのです。
旬期を過ぎた産卵を終えやせ細ったサンマは脂乗りが悪いため、塩焼きにするのなら生サンマよりも冷凍サンマの方をおススメします。
旬期以降の生サンマを選ぶ場合は、フライや煮つけのような油や水気を多く使った調理法が向いています。
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